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シンナーの臭いが身体に与える影響と対策

シンナーの匂い外壁塗装といえば内部塗装とは違い強い溶剤などの塗料を使う事が多く、独特のシンナーのにおいを想像する方も多いのではないでしょうか。

一昔前はシンナーのにおいがひどく、においだけで体調を崩されてしまう方もいらっしゃいました。

しかし、最近の外壁塗料は昔の外壁塗料とは違い物凄く進歩してきました。 

昔の様な、頭が痛くなるほどのシンナーのにおいがする外壁塗装は、ほぼ無いに等しいです。

 

しかし!

 「無いに等しい」と言われている「シンナーなどの有機溶剤」で具合が悪くなったという方は、今も絶えません。 

独特のにおいが無いのに、何故具合が悪くなる方がいらっしゃるのでしょうか?

現代の外壁塗料のシンナーのにおいがどのように人体に与えるのか、詳しくまとめてみました。

 

塗料のシンナーのにおいは体に悪くないの?

シンナー塗料の塗装風景

もちろん、シンナーに含まれる有害物質を体内に取り込むと、健康を害してしまう事は間違いありません。

 

問題は量です。

 

ここ20年ほどの間に外壁塗装に使う塗料は非常に進歩し、毒性のにおいがある塗料を使う事はほぼ無くなりました。

 

その理由は、外壁塗装に選定する塗料の殆どが、VOC等の揮発性有機化合物の放散量が少ないF☆☆☆☆の材料を使っているからです。

昔は「材料への付着率」ばかりが重視されてきましたが、現代の外壁塗料は人や環境に優しいF☆☆☆☆のの塗料を採用するようになりました。

その為、大変においも穏やかできにならなくなってきたという経緯があります。

外壁塗装といえば、以前は油性の有機溶剤の塗料を使う事が当たり前でした。

その理由は、外壁は紫外線等の外的刺激が多いので耐候性を重視しなければいけなく、より強靭な塗膜じゃなければ耐えられないからです。

 

しかし、VOC等の問題により外壁の塗装に対して大きく見直されました。

現代は、外壁であってもF☆☆☆☆のにおいの少ない水性の塗料を採用する事が殆どとなりました。

VOCの濃度が一定量以下のF☆☆☆☆の等級は、今は殆どの塗料に表示されるほど環境と人に優しい塗料を採用する事が当たり前となりました。

F ☆☆☆☆の規定により、水性の塗料や油性の塗料も昔と比べるとシンナーの量も有害物質も減りにおいも減りました。

その為、「体に害はない塗料」という事で販売されており、その証拠として塗料にF☆☆☆☆の表示を行うようになりました。

学校等の官公庁工事では、F☆☆☆☆の塗料を使うべきとうたわれています。

その為、現代の外壁塗料は、工事期間近くにずっと居てもにおいによる健康被害はまずありえないと言われています。

しかし、残念ながらF☆☆☆☆であっても100%シンナーのような有害物質が配合されていない訳ではありません。

規定以下の有害物質の配合という事での規定ですので、幾分かのシンナーの量は配合されています。

微量ではありますが、F☆☆☆☆表示の塗料であってもシンナーに含まれるこれらの有害物質が配合されています。

 

シンナーに含まれる有害物質 

・トルエン

・キシレン

・イソプロピルアルコール

・1-プタノール

・メタノール

 

 これらのシンナーに含まれる有害物質は、F☆☆☆☆の塗料にはほんの微量しか含んでおりません。

その為、現代の外壁塗装の際にシンナーなどの有害物質の成分のにおいによって具合が悪くなる等という事は無いに等しいと言われています。

冒頭でもお伝えしましたが、では何故気分が悪くなったり、体調を崩す方がいらっしゃるのでしょうか?

 

それはアレルギーによる影響が大きいと言われています。

 

塗料の有害物質で反応してしまうアレルギー健康被害

シンナーによる健康被害

ほぼ起きる事が無いといわれている外壁塗料による健康被害ですが、近年は食生活のせいかアレルギー反応を起こしやすいお子様が沢山いる様に、それが厄介な状態を生んでいます。

 

そのような方には、シンナーが微量にしか含まれていないF☆☆☆☆であっても健康被害をこうむってしまう場合があります。

起きてしまうアレルギー健康被害は、このような症状が挙げられます。

 

シンナーの有害物質によるアレルギー症状

部位 症状
消化器 吐き気、下痢、腹痛
かすむ、物が二重に見える、まぶしく感じやすくなる、目がチカチカする、目が乾きやすくなり、目がかゆくなる
のどが痛い、のどや口の中か乾く、声がかすれる、味覚障害、セキ、くしゃみ、呼吸困難
鼻がかゆくなる、鼻の中が痛くなる、鼻づまり、鼻水が出る、鼻血が出る
頭痛、めまい、いらいら、熱が出る
皮膚 かゆくなる、汗が出るようになる、ニキビ、湿疹
その他 睡眠障害、ノイローゼ、アトピー性皮膚炎、多汗症、手足の冷え、手足の震え、食欲減退、怒りっぽい

 

微量のシンナーなどの有害物質であっても、アレルギーを起こしてしまう方はこれらの状態に陥ってしまう事があります。

軽度な症状から重度な症状まで、様々な症状を引き起こしてしまいます。

 

塗料のにおいで1度このような状態になってしまうと、なかなか体内から抜けきれなくなってしまいます。

 

たった微量のシンナーのような有害物質であっても、このような中毒状態を引き起こしてしまう事があるのです。

 

※シンナーの特性をよく理解している業者さんをお探しの方は、こちらのフォームへご入力頂ければ無料で数社ご紹介させて頂きます。

 

シンナーなどの有害物質を体内に入れ込まない為には?

「近所の外壁塗装工事中に気分が悪くなった」などの経験がある方はもちろん、御自身でシンナーなどの有害物質を体内に入れ込まない為には、体全てから有害物質を浸透させないようにする対策が有効的です。

これらの方法で、シンナーなどの有害物質のシャットアウトに繋げる事が出来ます。

 

防塵マスクを付ける

作業服などのワークショップで扱っている防塵マスクは、余計な成分を除外してくれる働きを持っております。

1つ300円ほどで購入できます。

1回使う事で効果が消滅するので、毎日新しい物を使用するようにしましょう。

 

肌を露出しない

シンナーなどの有害物質は、肌からも浸透します。

シンナーなどの有害物質は油脂に溶ける作用がありますので、皮膚に付着し浸透して入り込んでしまいます。

肌を露出しない事で肌からの浸透を防ぐ事が出来ますので、長袖や長ズボン、マフラーなどを活用して極力肌を出さないようにしましょう。

意外に思えるかもしれませんが、かなりの高い効果を発揮します。

 

外壁塗装現場に一切近づかない

1番効果的な対策は、外壁塗装工事現場に一切近づかない事です。

外壁塗装のシンナーなどの微量な有害物質が気になるのでしたら、外壁塗装工事中は外出をして遠くに行き、建物に一切近づかないようにするのが賢明です。

気になるようでしたら、外壁塗装中はご実家等住まいも遠くする事をオススメします。

 

赤ちゃんや妊婦さんへのシンナーのにおいの影響

シンナーを身体に取り込まない方法

シンナーなどの有害物質は、体が小さければ小さい程影響が大きくなってしまいます。

大人よりも、赤ちゃんの方が断然大きな影響を受けてしまいます。

仮に、マニキュアを塗ったり除光液を部屋の中で扱うだけでも、赤ちゃんには物凄い負担を与えてしまう程です。

また、妊婦さんは長時間シンナーのにおいをかいでしまうと、つわりがひどくなるという事例もあります。

 

赤ちゃんや妊婦さんは塗装現場に近づかない様にしましょう。

赤ちゃんや妊娠中の場合は、極力外壁塗装には近づかないようにしましょう。

一般的な健康な成人であれば、今のようなF☆☆☆☆の水性塗料であれば多少のにおいがしても体に害はないに等しいのですが、赤ちゃんや妊婦さんの場合はそうもいきません。

出来れば、外壁塗装工事の際はご実家等に避難をする事をオススメします。

 

意味が無い「におい対策」事例

外壁塗装への取り組み赤ちゃんや妊婦さんがいらっしゃっても、外壁塗装を行っている自宅で過ごす為に、あらゆるにおいケアを試みる方がいらっしゃいます。

 

しかし、下記2つの対策はにおいやシンナー対策には全く意味が無いのでオススメしません。

 

換気扇などの強制換気を使う

外壁塗装工事をしているのに、外部にフードがある換気扇などの強制換気を使っても、外部のシンナーなどの有害物質が部屋の中に入ってくるだけです。

 

空気清浄機を使う

空気清浄機は、ほこりや粉じん、におい等に効果を発揮しますが、シンナーのような化学的原因への空気洗浄の効果は全くありません。

 

有害物質を一切含まない塗料を検討

シンナーのにおいに体が反応を起こしてしまうと感じていらしゃる方は、塗料の選定から変えていかなくてはいけません。

シンナーなどの有害物質を一切含んでいない塗料がありますので、こちらの選定をオススメします。

しかし、シンナーなどの有害物質が一切含まれていないという事は、塗膜の持ちが悪くなってしまう事を認識しておかなければいけません。

通常10年持つ塗膜が、有害物質を一切配合しない塗料を使うと5年ほどで塗膜の寿命を迎えてしまう事があります。

塗料にはシンナーのような有害物質は微塵にでも必要で、その辺を踏まえて考えて選定するようにしましょう。

また、シンナーなどの有害物質が含まれていない塗料は、一般の塗装屋さんでは手配出来ません。

シンナーなどの有害物質を含んでいない塗料の選定は、ネット等で専門に扱っているサイトでお客様ご自身でお探しいただかなければいけません。

選定した塗料を塗装屋さんに預けると、きちんと塗装工事を行ってくれます。

 

この場合、材料支給で塗装工事を行ってもらう形となります。

 

自然系塗料「亜麻仁油」とは? 

シンナーなどの有害物質を全く含まない塗料は、亜麻仁油を使った自然系塗料です。

アレルギーがひどい方の中でとても高い評価を得ている塗料であり、亜麻仁油が溶剤の代わりをしてくれている塗料です。

シンナーのような有害物質は一切含まれておりませんので、アレルギーをお持ちの方でも問題なく外壁塗装として使う事が出来ます。

ただしいくつかのデメリットがありますので、これらを踏まえた上で選定するようにしましょう。 

 

価格が高い

他の外壁塗料を比べると雲泥の差で高いので、手を出しにくいと言われています。

 

施工性が悪い

溶剤は塗布の際の潤滑油の役目もし、溶剤が含まれている事で施工性を高めます。

溶剤を一切含んでいない亜麻仁油は、亜麻仁油の力だけで溶剤の代わりを担うのですが、非常に塗り辛く刷毛もローラーも進みにくいです。

施工にも時間がかかってしまいますので、手間(人件費)も高くついてしまいます。

 

仕上がりが綺麗ではない

刷毛やローラーの施工性が良くないので、残念ながら仕上がりが綺麗ではありません。

その仕上がりの悪さを模様と思うという方もいらっしゃいます。

 

乾燥の際にホルムアルデヒドを放出してしまう

亜麻仁油のような天然系塗料であっても、塗布後に乾燥する工程で少量ではありますがホルムアルデヒドを放出させてしまいます。

 

塗布から完全乾燥するまでの期間のみの放出ではありますが、アレルギー体質でホルムアルデヒドに反応する方には、敏感に反応してしまう可能性もございます。

 

外壁塗装は室内よりもシンナーの臭いを軽くさせる

そもそも外壁塗装は屋外での塗装ですので、塗布した外壁塗料のシンナーなどの有害物質のにおいは気化して消えてしまうので、塗装中の現場でなければあまり問題はないと言えます。

これだけシンナーのアレルギー反応について解説してきましたが、実際にアレルギー反応を起こす方はほとんどいらっしゃいません。

アレルギーと敏感に思うと反応してしまいますので、なるべく神経質にならずに外壁塗装を迎えるようにしましょう。

今の外壁塗装は、ほぼシンナーのような有害物質のにおいはしません。

においがするのは、塗料独特のにおいであり、有害物質シンナーではありません。

 

それでも心配な方は

塗装屋さんに相談したら、「絶対大丈夫!と言われるに決っている」と思っていらっしゃいませんか?

そんな事はありません。

なぜなら、万が一、事前に複数の業者に「シンナーのアレルギー反応が心配」という相談をしていて、ある業者が問題ないと言って施工した場合、非常に大きな問題になる事は目に見えていますので、逆にそのようなお客様のご依頼は受けたがりません。

そんな中で、適切なアドバイスをしてくれる業者をいろんな見積もりを取り寄せて確認してみる事をおすすめします。

外壁塗装の達人、全国の優良施工店しか登録出来ません。

無料ですのでお気軽に御見積を取り寄せてみて下さい。

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