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屋根補修工事は痛み具合によって3つの工法から選択すべき

屋根修理

 

屋根修理には、様々な方法や要素がございます。

どのようなプロセスにより屋根塗装補修を進めるのか、様々な屋根補修工事の手順のポイントをご紹介致します。

 

屋根補修工事における3つの工法のメリット・デメリット

屋根補修工事の種類には、屋根裏塗装工事、カバー工法、葺き替え工法があげられます。補修工事の種類は、現在屋根がどのような状況になっているのか、どのような材料で建てられた家なのかなどを踏まえ、状況に応じて選ぶことが重要です。

 

それぞれの工法のメリット・デメリットや向いている場面を理解したうえで、自宅の屋根に最も適したものを選択しましょう。

 

屋根塗装工事のメリットは比較的安価で住まいの性能を維持できること

屋根塗装工事のメリット

 

屋根素材が壊れているわけではなく、色あせているという程度なら、屋根の塗装をし直すのが簡単。屋根の塗り替えは他の補修方法に比べて最も費用が安く、工期が短い工法です。

 

他の屋根補修工法と比べて安価なので、何年かに一度繰り返しても、経済的な負担になりにくいといえます。

 

少し色あせてきたら早めに新しいペンキで塗り替えることもよいでしょう。屋根を塗り替える度に色を変えれば、家が新しくなったような気分を味わうこともできます。

 

比較的安価でありながら住まいの性能維持ができるところも、屋根塗装のメリットのひとつ。たとえば、屋根をペンキでコーティングしておくことで、棟板金やトタン屋根に直接雨が当たらなくなり、錆の発生を抑えられます。

 

防水性も高まり、将来屋根のどこかが破損して雨漏りしてしまうリスクを減らせます。

また、屋根そのものだけでなく、瓦をとめている釘など金属材料の腐食を防ぎ、屋根の葺き替え工事の時期を遅らせることも可能です。

 

抗菌性も高まるため、屋根や屋根裏へのコケやカビの発生を防ぐことにもなります。

さらには、屋根の遮熱性・断熱性がきちんと機能できるようにもさせられるため、屋内の室温を快適に保つ助けになります。

 

屋根塗装工事のデメリットは費用やトラブルなど

 

屋根塗装工事のデメリット・トラブル

 

屋根塗装による補修は比較的安価とはいえ、一度補修したら何十年も大丈夫というわけではありません。

 

新築後10年くらいが塗り替えの目安とされていますが、天候や日照時間など様々な条件により、もっと早く補修が必要になることがあります。

 

数年おきに屋根の色を変えることを楽しいと思う人もいる反面、定期的に塗り替える度に費用がかかるのは欠点といえるでしょう。

 

塗装工事業者が未熟であることによってトラブルが発生するリスクがあることも、デメリットのひとつといえます。たとえば、塗装前の下処理として高圧洗浄で屋根をきれいにしたり、錆を落としたりする必要がありますが、この作業がきちんとされていないと塗装がすぐ剥がれてくることになります。

 

屋根塗装をした後しばらくして、なぜか雨漏りするようになったというケースがありますが、原因は塗料の塗り過ぎです。

 

どういうことかといいますと、塗料を塗り過ぎると屋根板同士がくっついてしまい、板の隙間に入った雨水が内部に溜まってしまうことがあるのです。 この水分によって内部の屋根材が劣化してしまい、結果雨漏りが発生するようになってしまうのです。

 

これらのリスクを回避するには、信頼できる業者を探すことが大切です。

 

損傷がほとんどなく塗装のみの剥がれなら屋根塗装工事

 

屋根自体がほとんど損傷しておらず、塗装のみが剥がれてきている場合は、安価な補修方法である屋根塗装で対応できます。

 

屋根が白くなって屋根板が見えている状態になってきたら、早めに塗り替えを検討しましょう。

 

カバー工法の強みは断熱性などが上がること・工期が短めであること

 

カバー工法のメリット・デメリット

 

塗装に次いで費用を抑えることができるのは、既存の屋根材の上に、新しい屋根材を重ねて取り付けるカバー工法です。屋根材を取り替える場合と比べ、解体工事が必要なく廃材の処理費もかからないため、コストを抑えられます。

 

カバー工法では新しい屋根材を取り付けるため、塗り替えよりも家が丈夫になるというメリットがあります。屋根が二重構造になるということですから、防音性や断熱性も向上します。

 

なお、屋根が重くなりすぎないよう軽量で丈夫なガルバリウム鋼板を使用するのが今の主流ですが、ガルバリウム鋼板の場合は、防音性はあまり期待できないようです。

 

工期は比較的短く、今ある屋根を解体するわけではないので、工事中も生活に支障が出ません。普段通りの生活を送っている間に工事が終わるというのも、ひとつのメリットでしょう。

 

カバー工法では再度同じ補修ができず撤去費用がかかる点などに注意

 

現状設置されている屋根材のうえにさらに屋根材を設置するわけですから、同じ工事を繰り返すことはできません。つまり、以前にもカバー工法で屋根補修をしたことがある家は、また同じ工事をして3重構造の屋根にすることはできないということです。

 

いずれ撤去する必要があるので、将来的には撤去費用がかかることも忘れないようにしましょう。家を受け継いでいくのであれば、負の遺産を子や孫世代にまわすことになります。

カバー工法は屋根瓦の家には向いていないということも頭に入れておきたいところ。また、家の構造によっては、屋根が重くなることで耐震性が低くなることも考えられます。屋根が劣化し過ぎている場合も、カバー工法で施工できないケースがあります。

 

塗装では対応できないが撤去を急がない場合などに向いている

 

塗装工事で対応できないくらい屋根材が損傷しているが、すぐに撤去する必要があるほどには壊れていない場合、カバー工法を検討するとよいでしょう。

 

また、屋根材はまだきれいな状態で、今後のメンテナンス費用を抑えたい時にも向いています。

材料にもよりますが、屋根材の状態が悪くなければ、カバー工法による補修で20年ほど屋根をもたせることができます。

 

葺き替え工法のメリットは家の寿命を延ばせること

葺き替え工法のメリット・デメリット

 

今ある屋根材を撤去し新しい屋根材を取り付けるリフォームなら、費用は一番かかりますが屋根が新品になるようなもの。金銭的な余裕があるなら、葺き替え工法で一気に新しくしてしまうと安心です。

 

また、屋根材の劣化が激しい場合は塗装やカバー工法では対応できないため、葺き替え工法によって屋根を新しくする必要があるでしょう。

葺き替え工法は、家の寿命を延ばすには一番良いリフォーム方法です。

 

屋根材も下地もすべて新しくすることになりますから、屋根の機能が最大限発揮できる状態にリセットされます。これにより、建物をよりしっかりと風雨から守れるようになるので、柱や梁など家の重要な部分の寿命も延ばすことができます。

 

数世代に渡って大事に住みたい場合や、資産価値をできるだけ下げたくない場合は、葺き替え工法がおすすめです。

 

屋根を葺き替えて新しくすれば、家が丈夫になり外観もきれいになるほか、安全性も高まります。耐震性を高める屋根材は日々研究開発されていますから、葺き替えで以前よりも軽くて丈夫な最新の屋根材を使用すれば、耐震性を強化することにもなるのです。

 

葺き替え工法のデメリットは費用と時間がかかる点など

葺き替え工法のデメリットは、3つの工法の中で最も費用と時間がかかることです。今の屋根材を撤去する必要があるため、解体費用や廃材処理費がかかりますし、工事中はその家に住むことができないので、代わりに住む場所を探す必要もあるでしょう。

 

工事中に雨が降れば内部が濡れてしまうというリスクも覚えておいてください。

 

他の工法で対応できない・耐震性を上げたい場合などは葺き替え工法

 

他の工法で対応できないくらい屋根材が損傷したり、内部が腐食したりしている場合は葺き替え工法でのリフォームが必要です。

 

また、屋根瓦をスレートに交換するなどして耐震性を上げることができるので、地震対策を強化したい場合や家の寿命を延ばしたい場合は、葺き替えを選ぶと良いでしょう。

 

屋根塗装工事の手順

 

屋根塗装

 

屋根の素材が色あせている程度であれば、屋根の塗り替えで補修が可能となります。

屋根塗装工事の手順は、このような流れとなります。

 

外部枠組み足場

屋根の塗装工事ですが、地上から屋根まで行き来する為の足場が必要となります。

足場は自社で足場材を持っているパターンと、鳶さんやレンタル会社より足場をあっせんしてもらうなど、足場の持ち主等により費用に差が発生します。

 

塗装屋さんが足場を持っている場合が1番安い足場費用となりますが、塗装屋さんは足場を設立する専門の業者ではないので、万度な足場設立とはなりません。

 

安全性があってしっかりとした安心できる足場を設立出来るのは、鳶さんが設立した場合の足場です。

 

鳶さんに足場を設立してもらう場合、別途下請けに出す事になるので費用は高上りになってしまいますが、しっかりとした足場設立により万度な屋根塗装工事へと繋げる事が出来ますので、1番理想的な方法となります。

 

屋根足場

屋根が5寸勾配以上の場合、屋根の傾斜が強すぎてそのままの状態では屋根上で満足度な作業が出来なく、大変危険です。

その為、5寸勾配以上の屋根の場合は屋根足場を設けて作業を行わなればいけません。

 

屋根足場は、単管とクランプを使い屋根上に井桁で組む足場です。

屋根上に井桁で組む事で、かね勾配のような急勾配の屋根であっても安全に作業が可能となります。

 

高圧洗浄

屋根の塗り替えの場合は、既存屋根のゴミなどの不純物を綺麗に取り除いた上で塗装工事をしなければ、万度な屋根の塗り替えとする事は出来ません。

 

既存の屋根のゴミなどの不純物は、高圧洗浄機を用いて綺麗に落とします。

 

高圧洗浄での洗浄を行うか否かで、屋根塗装の仕上がりと寿命に大きな差が発生してしまいます。

 

高圧洗浄を行う場合、使用する水道をお客様の方から頂かないといけなくなり、その分水道料金が別途かかります。

 

養生

屋根塗装の際、屋根以外に塗料が付着しないよう、養生を行います。

軒天や外壁、窓等に、マスカーなどの養生材を用いて綺麗に養生を行います。

 

屋根は他の部位と離れているので、養生などしなくても屋根塗装は可能と思われる方もいるようですが、塗装作業中の塗料の飛び散りは想像以上に多くあります。

 

養生は、建物だけではなく車や自転車、植木、隣家と近い場合は隣家への影響も考え養生をしなければいけません。

 

養生の仕方次第で苦情の原因を作らず済みますので、塗装工事にはとても欠かせない工程となります。

 

下地処理(既存屋根不具合部分補修)

屋根の塗り替えの場合、屋根には不具合が起きている場合があります。

まずは屋根全体を点検し、屋根の不具合を把握します。

ひび割れや欠け等の軽微な不具合は、コーキングを用いて補修します。

 

補修が全て終わった後、屋根塗装へと移行します。

既存屋根の不具合を補修しなければ、せっかくの屋根の塗り替えを行っても不具合により雨漏りを起こしてしまう事があります。

 

ケレンがけ

ケレンがけは、屋根が鋼製の場合に該当する工程です。

 

ケレンにより細かく鉄板に傷をつける事で、新しい塗料が乗りやすくなります。

また、屋根にサビが発生している場合は、錆が無くなるまで念入りにサンダーかけを行わなくてはいけません。

 

金ブラシや研磨紙、サンダー等を用いて行います。

 

縁切り

縁切りは、スレート屋根のみに該当する工程です。

 

スレート屋根の場合、スレートの重なり部分から屋根内部に侵入した雨水の逃げ道を付けるために、重なり部分に隙間が必要となります。

そのまま塗装してしまうと、塗膜によりスレート屋根の重なり部分が埋まってしまいます。

 

それを避けるために行う工程が、縁切りです。

縁切りは、タスペーサーという専門の部品をスレート屋根の重なり部分の隙間に挟む事で、縁切りとする事が出来ます。

 

業者によっては、塗装工事が全て終わってから完成した塗膜にカッターを入れて縁切りにする場合もあります。

 

しかし、それでは塗膜の余計な部分にまで傷を付けてしまい、雨漏りの原因となってしまいますので良くありません。

事前にタスペーサーを装着する事で、スムーズな縁切りとする事が出来ます。

 

下塗り

屋根の材質により、シーラーやプライマー、防錆塗料を塗布します。

シーラーやプライマーは、下地との密着性と新しい塗料との接着剤の役割を果たします。

 

鉄部の場合は防錆塗料を塗布し、サビ難にくい鉄部とします。

刷毛やローラーを用いて均一に塗布し、所定の乾燥時間の放置を行った後に次の工程に移ります。

 

塗装工程

塗装工程は基本2回塗りであり、その間に研磨紙刷りを挟めます。

屋根の劣化度合いが酷い場合は、3回塗りを行う場合もあります。

刷毛やローラーを用いて、均一に塗装を行います。

 

塗料の種類により所定の乾燥時間が指定されており、そのインターバルをきちんと置いた後に次の工程へと進まなくてはいけません。

 

この乾燥のインターバルを勝手に止めてしまう事で、塗膜の不具合が起きてしまいますので、絶対に守らないといけません。

 

屋根塗装の点検

足場撤去の前に、屋根塗装の仕上がり状態を目視にて確認します。

しっかりと確認し、不具合があれば補修を行わないといけません。

 

養生材撤去

屋根塗装の不具合が無いと確認されたら、養生材を綺麗に取り除きます。

 

屋根足場、外部枠組み足場解体撤去

屋根足場と外部枠組み足場を、解体撤去します。

足場を全て解体してしまうと屋根上に上がれなくなってしまうので、きちんと状態を確認した上で足場解体撤去を行いましょう。

 

後片付け清掃

足場撤去後、周辺を点検し綺麗に清掃します。

 

これで、一連の屋根塗装工事は完了となります。

屋根塗装工事とは屋根の塗装を行うだけの工事と思われる方もいらっしゃるようですが、このように多くの工程から成り立っております。

 

これらの工程は全て必要な工程であり、これらの工程を踏む事で万度な屋根塗装とする事が出来ます。

 

カバー工法の手順

 

カバー工法は、今ある屋根材の上に新しい屋根材を葺きかぶせる工法です。

古い既存屋根を撤去しない事で、廃材処分量の節約へと導く事が出来ます。

 

カバー工法の手順は、このような流れとなります。

 

既存屋根補修

既存屋根に不具合がある場合は、カバー工法を行う前に補修を行います。

カバー工法により新規の屋根が被るので、既存屋根の補修は不要に思われがちです。

 

しかし、新規カバー工法の屋根に不具合が発生した際に雨漏りなどの不具合を起こさない為に、既存屋根の補修は必要となります。

 

新規屋根下地葺き

新規屋根の下地として、アスファルトルーフィングを敷きます。

タッカー留めとし、既存屋根に貼り付けます。

 

新規破風及び淀取り付け

平面の屋根葺きに先立ち、破風や淀を取り付けます。

 

新規屋根材葺き

新規の屋根材を、その上から葺きます。

 

雪止めなどの金具の取り付け

降雪地帯の場合、屋根葺き完了後に雪止め等の金具を取り付けます。

 

葺き替え工法の手順

屋根修理

 

今ある屋根材を全て撤去し、新規で屋根材を葺き直す工法です。

既存屋根を綺麗に撤去するので、撤去の際の手間や廃材処分費がかかってしまいます。

 

既存の屋根自体の腐食が酷くそのままでは補修が不可能な場合、葺き替えとなります。

葺き替え工法の手順は、このような流れとなります。

 

既存屋根材解体撤去

既存の屋根仕上げ材と下地のルーフィングを、綺麗に撤去します。

この際、その下地の野地合板や野地垂木に腐食がある場合も、それらを撤去し補修しなければいけません。

 

既存屋根材廃材処分

解体撤去した既存の屋根材を、廃材処分とします。

トラックに積載し、廃材処分場へ運び処分をします。

 

既存屋根下地補修

既存屋根仕上げ材と下地材を撤去した後の状態に不具合がある場合、補修をしなければいけません。

野地板や野地垂木、破風や淀板等、劣化している場合は補修を行います。

 

新規下地アスファルトルーフィング敷き込み

新規で、下地のアスファルトルーフィングを敷き込みます。

アスファルトルーフィングはタッカー留めとし、所定の重ね継手を保ち規定通り敷き詰めます。

 

新規破風や淀取り付け

新規の破風や淀を、取り付けます。

 

新規屋根材葺き

新規の屋根材を、葺きます。

 

新規屋根金具取り付け

降雪地域の場合、雪止めの取り付けを行います。

 

屋根の補修工事は地元の業者に

 

屋根の補修工事は、業者に依頼するようにしましょう。

屋根の補修工事をどの業者に依頼して良いのかわからない場合は、当サイトの外壁塗装の達人にご相談をしてみませんか。

 

外壁塗装の達人では、全国の腕が良く信頼できる業者の中からお客様の地元の優秀な業者をピックアップし、ご紹介してくれます。

地元腕の良い業者に屋根補修をしてもらい、満足できる屋根補修工事へと導きましょう。

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