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窒素系サイディングの補修方法とチェックポイント

様々な外壁の種類がありますが、採用される事が多い人気の外壁材が「窒素系サイディング」です。

窒素系サイディングは湿式工法ですので、他の外壁材にはない施工性の高さと見た目の良さのWの良さを持っている素晴らしい外壁材です。

窒素系サイディングは一見メンテナンスフリーに見られがちですが、紫外線等の様々な外的刺激により表面が劣化してしまう材料です。

そのため、補修が必要となります。

窒素系サイディングにはどのような補修方法が必要なのか、ご紹介致します。

 

窒素系サイディングの表面は意外と不具合を起こしやすい

サイディングボードに及ぼす劣化
一見丈夫そうに見える窒素系サイディングですが、様々な影響によりサイディングの表面に不具合が起きやすくなってしまいます。

どのような影響が窒素系サイディング表面に不具合を起こしてしまうのか、その原因はこれらが挙げられます。

  原因
1 紫外線
2 汚染
3 湿気
4 建物の動きによる負担
5 材料の寿命

これらの刺激により窒素系サイディングを劣化しにくくさせる為に、様々な補修を行って素材を維持しましょう。

 

窒素系サイディングの補修をすぐに行って欲しいチェックポイント

窒素系サイディングの不具合が見つかったら、時間を置かずすぐに補修しなければいけません。

窒素系サイディングの補修をおこたってしまうと、窒素系サイディング自体の劣化の進行を進めてしまいます。

補修しなければいけない範囲がどんどん広がってしまうので、補修範囲や費用もかさんでしまいます。

早急に補修を行えば数万で済んだものを、補修をおこたっただけで何十万もの補修費用がかかってしまう事もあります。

 

窒素系サイディングは定期的に点検を行うようにし、少しでも変だなと思ったら業者に依頼をして補修を行うようにしましょう。

 

チョーキング

チョーキング現象窒素系サイディングの素材は、長きに渡り紫外線を浴びると表面が劣化し白い粉のようなものが発生します。

それがチョーキングです。

窒素系サイディングの初歩的劣化状態であり、ここから様々な劣化が始まってしまいます。

チョーキングは表面劣化ですので、建物内部まで影響を与えていない状態です。

チョーキングを悪化させないよう、チョーキングの状態で補修を行うようにしましょう。

 チョーキング

チョーキングは、高圧洗浄機で粉っぽさを全て洗い流します。

綺麗に洗い流さないと再度チョーキングを起こしてしまいますので、丁寧に綿密に取り除きます。

その上からシーラーを塗布して、塗装工程を2回行います。

 

カビや藻が生える

外壁のカビや藻北側や緑や塀の影の外壁は、藻やカビが生えやすくなってしまう傾向があります。

藻やカビは窒素系サイディングの劣化を早めてしまいますので、綺麗に取り除かなくてはいけません。

 

薬品を使って高圧洗浄を行い、カビや藻を綺麗に取り除きます。

サイディングに高圧洗浄を掛けるのは危険という方も居ますが、弱い厚でかける事で余計な負担を窒素系サイディングに掛ける事なく綺麗に洗浄が出来ます。

カビや藻はガンコですので、取り除いただけではすぐに同じ状態へと戻ってしまいます。

カビや藻が出来やすい部分の補修には、親水性の高い塗装を行って仕上げる事をオススメします。

 

表面の剥がれ 

塗膜の剥がれチョーキングやカビや藻の状態が進むと、この様に窒素系サイディングの素材自体の劣化が始まってしまいます。

窒素系サイディングの素材自体の劣化が始まっているので、劣化部分を研磨紙等を使って綺麗に落とします。

しっかりとした下地が見えてくるまで、綺麗に取り除きます。

その上からシーラーを塗布し、塗装工程を2回行います。

納まらない場合は、3回塗りとなります。

 

ヒビ割れや欠け

サイディングのヒビや欠け建物は動きが生じてしまう事は当たり前ですが、起きる動きに耐えられず、その力を窒素系サイディングに逃してしまう事でヒビを作ってしまいます。

開口部の四隅やジョイント部分など、弱い部分に力が逃げやすいので簡単にヒビを作ってしまいます。

ヒビが出来た状態で放っておくと雨漏りの原因となってしまうので、早急な補修が必要となります。

 

窒素系サイディングのヒビは、Uカットして綺麗に清掃した後に、プライマー塗布しコーキング充填を行います。

欠けてしまった部分的に窒素系サイディングが全く無い場合は、パテで成形して形を作ります。

その上から、シーラーを塗布して塗装固定を2回行います。

塗装状態が納まらない場合は、塗装工程を3回とします。

 

コーキングの不具合

コーキングの不具合コーキングの寿命は短く、早い場合5年ほどで劣化が進んでしまいます。

コーキングに不具合が起きてしまうと、窒素系サイディングのジョイント部分から雨水が入り込んでしまい窒素系サイディングの小口から劣化してしまったり、雨漏りに発展してしまいます。

 

コーキングの補修には打ち直しと打ち増しの2つの方法がありますが、打ち増しは絶対に行ってはいけません。


古いコーキングと新規のコーキングは全く密着しないので、せっかくの打ち増しコーキングも数年で剥がれてしまいます。

早ければ2年ほどで劣化して剥がれてしまいますので、これでは何の意味もありません。

コーキングの補修は、必ず打ち直しを行いましょう。

コーキングの不具合


既存コーキングを、カッターやペンチを使って綺麗に取り除きます。

既存のコーキングをいかに綺麗に取り除くのかによって、コーキング打ち直しの精度を高くする事が出来ます。

その後、ボンドブレーカーの補修を行い、プライマー塗布の後にコーキング充填を行います。

 

サイディングの劣化が著しく良くない場合

サイディング張り替え窒素系サイディングの劣化状態が著しく良くない場合は、補修をしても納まりきらない場合があります。

その場合は、窒素系サイディング自体を張り替えます。

窒素系サイディングは、重ねて張り付けているので1枚のみを取り外しするのは簡単な事ではありません。

1枚のみサイディングを取り外す際は、電動のこぎり等を使って切断して部分的に取り外します。

この場合、金具留めのサイディングであっても釘留めの工法となります。

無塗装版の窒素系サイディングの場合は、コーキングを先に行い、その上からシーラー塗布し塗装工程を2回行います。

コーキングは紫外線に弱いので、無塗装版の窒素系サイディングの場合は塗装の前にコーキング充填を行わなければいけません。

 

厚み12㎜の窒素系窒素系サイディングは要注意

12mmのサイディングボード窒素系サイディングという外壁材が普及し始めた頃、1番採用されていたのが厚み12㎜の窒素系サイディングでした。

今から30年以上前、窒素系サイディングが普及し始めた際、一般住宅や建売住宅などでお馴染みの外壁材でした。

当時の窒素系サイディングとしては1番厚みが薄いものであり、安価にサイディング工事が出来るという事で採用される事がとても多かった材料です。

大変画期的で施工性も高い厚み12㎜の窒素系サイディングでしたが、窒素系サイディングの難点による影響が早めに出てしまう失敗作とも言われたのも事実です。

失敗作と言われるようになった理由は、表面加工の悪さと厚みのバランスの悪さです。

出荷量が全体の5割を超えていた12mmボード

安価に仕上げる為に採用されていた12㎜の窒素系サイディングは、表面加工の材料も安価な物を使っておりました。

表面劣化が早くその影響が12㎜の厚みの中に入っていき、窒素系サイディング全体の早期劣化につなげてしまいます。

そのため、12㎜の窒素系サイディングは劣化しやすく建物に大きな影響を与えてしまう、良くない窒素系サイディングというレッテルを張られるようになりました。

想像以上に劣化を建物に影響を与えているという部分が問題視され、2008年2月20日のJISの法改正により窒素系サイディングの最小厚みを12㎜から14㎜に変更されるようになりました。

現在、厚み12㎜の窒素系サイディングの販売は一切行っておりません。

 

窒素系サイディングの出荷量の5割を超えている厚み12㎜のサイディングは、表面のメンテナスが特に重要となります。

 

サイディング補修の際の塗料選定のポイント

サイディング塗装窒素系サイディングの補修の際の塗装は、補修部分だけを行うと目立ってしまう恐れがあります。

3か所程度の補修でしたら部分補修も良いですが、補修箇所が多い場合は色むらの様に補修箇所が目立ってしまいます。

あまりも補修箇所が多い場合は、外壁全面塗装を検討しましょう。

 

窒素系サイディングの全面塗装を行う場合は、アクリルやシリコン等の一般的な塗料ではなく、フッ素系や光触媒の塗料を採用しましょう。

これらの塗料には親水性がありますので、窒素系サイディングに負担を掛ける汚れやカビなどの付着を防ぐ事が出来ます。

窒素系サイディングが劣化しにくくなるので、補修不要の快適な外壁にする事が出来ます。

見た目にも外壁が生まれ変わるので、とてもオススメです。

窒素系サイディングの補修を業者に依頼する際に気を付けてほしいポイント

窒素系サイディングの補修は特殊な工法を行うので、どなたでも万度な補修ができるとは限りません。

材料の性質や状態をきちんと把握し、適切な材料で補修を行わなければ改善出来ません。

窒素系サイディングの補修というのは、意外とトラブルが多い傾向があります。

窒素系サイディングの補修は、実績ある優秀な業者に依頼しましょう。

 

もう1つ注意してほしいポイントは、窒素系サイディングの補修費用に対して見積書などで事前に詳しく説明をしてもらえるのかです。

窒素系サイディングの補修方法というのは、その業者の担当者により考え方が変わる事があります。

そのため、補修方法によっては金額が増してしまう事もあります。

補修といえど、補修方法によっては大きな補修費用がかかってしまいます。

補修工事が終わってから請求書を見て、初めて金額を把握して驚くお客さまも少なくないようです。

そのため、窒素系サイディング補修工事完了後には費用の件でもめてしまう事も残念ながらあります。

お客様を第一に考えている業者は、窒素系サイディング補修工事の前に細かい説明と費用の提示をしてくれます。

 

適切な窒素系サイディングの補修工事を行ってくれる業者が解らない場合は、当サイトの外壁塗装の達人がお近くにある優秀な塗装屋さんをご紹介してくれます。

どの塗装屋さんも地元に精通している大変頼りになる業者ですので、安心してお任せする事が出来ます。

ご利用はもちろん無料ですので、是非お気軽にご利用してみてください。

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「外壁塗装の達人」は、外壁塗装に関する相談を承る無料のサービス機関です。
中立的な立場でご回答させていただいております。

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