外壁塗装をやらないとどうなる?依頼のタイミングや安くする方法を解説 - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
外壁塗装を行うには費用と手間がかかるため、必要とわかっていながら、ついメンテナンスを後回しにしてしまう方も少なくありません。
しかし、外壁塗装をせずに放置すると、住宅の寿命を縮めるさまざまな症状が現れやすくなります。
症状が悪化すると、修繕に多額の費用と時間がかかってしまいますので、必要に応じて外壁塗装を検討することをおすすめします。
今回は、外壁塗装をやらないとどうなるのか、そのリスクを紹介すると共に、外壁塗装の役割やタイミング、安く施工する方法について解説します。
外壁塗装をしないまま放置すると、どんな変化が現れるのでしょうか?
経年劣化の度合いによって、色あせやツヤの減少、汚れやコケの付着などが起こり始めます。劣化が進むと、ひび割れや塗膜の剥がれが起こり、最終的には外壁や建材が腐食することもあるので注意が必要です
外壁塗装をせず、長く放置したままでいると起こりやすい症状と、そのリスクを6つのポイントにわけてご紹介します。
外壁が劣化してくると、まず色が退色し、ツヤが失われ始めます。
色やツヤは時間をかけて徐々に変わっていくので、長年見続けているとかえって変化に気付きにくいこともありますが、家を建てた当初の写真や画像などと比べて色がくすんでいる、ツヤがなくなっていると感じたら、塗装が劣化しているサインです。
塗料には撥水や防汚効果がありますので、塗装が劣化してくると、外壁に汚れやコケが付着しやすくなります。
見た目が悪くなるのはもちろん、撥水性が失われると外壁に水が侵入し、劣化や腐食を招く原因となるので要注意です。
チョーキング現象とは、外壁にチョークのような白い粉がつく現象のことです。
原因は太陽光に含まれる紫外線で、塗膜内の樹脂が分解されることにより、樹脂に包まれていた色つきの粉(顔料)が浮き出てきます。
チョーキング現象が見られる外壁はかなり劣化が進んでおり、本来の撥水性や防汚性などの機能のほとんどは失われていると思ってよいでしょう。
クラックとは、外壁にできるひび割れのことです。
小さなクラックならさほど支障はありませんが、雨水が浸入するほど大きなクラックができた場合は、なるべく早めに補修および外壁塗装を行う必要があります。
外壁塗装をせず、かつ大きなクラックを放置したままでいると、表面の塗膜がボロボロと剥がれ落ちてきます。
クラックから侵入した水の影響で、サビなどが浮き出てくることもあり、かなり退廃的な見た目になります。
ここまで来ると、もはや塗膜としての役割を果たすことができず、建物自体の劣化も進んでいきます。
塗膜が剥がれた状態でさらに放置すると、建物の内部に大量の水が浸入し、外壁や建材が腐食します。
土台や柱といった基礎部分まで腐食が始まると、地震などが発生したときに建物が衝撃を受け止めきれず、倒壊する危険性があります。
ここまで症状が進むと、外壁塗装だけでは対応できず、大規模な修繕や建て替えが必要になるおそれがあります。
外壁塗装をすると見た目がきれいになりますが、それ以外にどんな役割がありますか?
景観が良くなるのはもちろんですが、紫外線や水などから建物を守ったり、断熱・遮熱効果によって室内環境を快適に保ったりするはたらきがあります
ここまで、外壁塗装をやらないとどうなるかについて説明してきましたが、そもそも外壁塗装は建物においてどんな役割を担っているのでしょうか?
ここでは、外壁塗装の機能性や役割を3つご紹介します。
外壁用の塗膜には、撥水性やUVカットなどの性能が備わっており、雨風や紫外線から大事な家を保護してくれます。
紫外線や水は建物の劣化を進める原因となりますので、定期的に外壁塗装を行えば、建物自体の寿命を延ばすことができます。
断熱性・遮熱性に優れた塗料で外壁塗装すると、夏は外からの熱を通しにくくなる一方、冬は温かい空気を室内にキープしやすくなります。
冷暖房効率がアップするので省エネになりますし、一年通して室内を快適な状態に保つことができるので、一石二鳥です。
塗装したばかりの外壁は色ツヤが良く、美しい外観になります。
また、塗料には汚れやコケを付きにくくする防汚効果も備わっているため、定期的に外壁塗装を行っていれば、汚れの目立たないきれいな見た目をキープすることができます。
外壁塗装は新築からどのくらい経ったタイミングで行うのがベストなのでしょうか?
築10年がひとつの目安とされていますが、使用している塗料によって多用年数に大きな幅がありますので、場合によっては10年が経過する前に劣化が進んでしまう可能性があります。塗膜が劣化すると外壁塗装本来の役割を果たせなくなり、建物が傷んだり、室内の快適性が失われたりしますので、定期的に外壁の状態をチェックすることが大切です
外壁塗装に用いられる塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ耐用年数に差があります。
以下では、外壁塗装に用いられる主な塗料と、それぞれの耐用年数を表にまとめました。
塗料の種類 | 耐用年数の目安 |
---|---|
アクリル塗料 | 約4~6年[注1] |
ウレタン塗料 | 約8~10年[注1] |
シリコン塗料 | 約10~15年[注1] |
フッ素塗料 | 約15年~[注1] |
セラミック塗料 | 約12~20年 |
このうち、最もシェア率が高いのはシリコン塗料であることから、外壁塗装は築10年目に検討するのがひとつの目安となっています。
ただ、上記の表を見てもわかる通り、塗料によって耐用年数には大幅な差があります。
特に最も安価なアクリル塗料は約4~6年しか持たないので、10年経過するまで待つと、建物が劣化してしまうおそれがあります。
また、同じシリコン塗料を使った住宅でも、日当たりや降水量などに違いがあると、塗膜の劣化スピードに差が生じます。
外壁の様子を定期的にチェックしてみて、チョーキング現象や小さなクラックなどを発見した場合は、築年数に関係なく、外壁塗装を検討した方がよいでしょう。
外壁塗装はお金がかかるというイメージがあります。コストを安くする方法はありませんか?
中間マージンが発生しない地元の塗装業者に依頼したり、塗料のグレードを見直したりすると、コスト節約につながります。自治体によっては外壁塗装に補助金や助成金を支給しているところもありますので、お住まいの情報をチェックしてみましょう。また、複数の業者から相見積もりを取って比較検討するのもおすすめです
外壁塗装にはかなりの費用がかかりますので、コスト面がネックでなかなか塗装に踏み切れないという方も少なくありません。
そんなときは、以下の方法を実践して、少しでも塗装費用を安くする工夫を採り入れてみましょう。
外壁塗装は大手ハウスメーカーなどでも請け負っていますが、実際の作業は下請け・孫請けの業者が行うため、中間マージンが発生するぶん、施工費用は割高になります。
外壁塗装の費用を安く抑えたいのなら、相談から施工、アフターサービスまで一貫して自社で請け負う地元の塗装業者に依頼した方がよいでしょう。
外壁塗装に使われる塗料の価格は、選んだ塗料の種類によって大きく異なります。
そのため、塗料のグレードを見直せば、1㎡あたりの単価が安くなり、トータル費用を抑えることが可能です。
ただし、安価な塗料は耐用年数が少ないものが多く、短いスパンでの塗り替えが必要になるため、長い目で見るとかえってコストがかさむ可能性があります。
そのため、塗料の種類やグレードを決めるときは、塗装業者と相談し、予算やニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
自治体の中には、外壁塗装にかかる費用を補填するための助成金制度や補助金制度を導入しているところもあります。
要件を満たせば、外壁塗装にかかった費用の一部を助成金・補助金として受け取ることができますので、外壁塗装を検討する際は、あらかじめお住まいの自治体に助成金や補助金の制度がないかどうか確認してみましょう。
外壁塗装の料金体系は業者によって異なるので、同じ条件で外壁塗装を依頼しても、提示される見積もり金額には差が生じます。
同じ条件であれば、安い金額で施工してくれる業者を選んだ方が断然お得ですので、外壁塗装を依頼する業者を検討するときは、必ず複数の業者から見積もりを取り寄せ、じっくり比較して候補を絞り込みましょう。
外壁塗装をやらないで放置すると、退色やチョーク現象などが現れた後、クラックや塗膜の剥がれ、腐食などが起こり、建物全体の劣化が急速に進んでいきます。
腐食が基礎部分にまで及ぶと、大規模修繕や建て替えが必要になる可能性もありますので、塗膜が劣化しているサインを発見したら、なるべく早めに外壁塗装を検討することをおすすめします。
外壁塗装を発注するときは、地元の業者に依頼したり、複数の業者から相見積もりを取ったりすると、費用を安く抑えることができます。
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