ALCパネルに塗装する3つの注意点 - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
ALCパネルは「軽量気泡コンクリート」と呼ばれる外壁材で、コンクリートの一種です。
コンクリートと言えば非常に硬く、そして重たいイメージを持つかも知れませんが、ALCは軽石のような見た目と軽さを持ち合わせています。
圧形と薄形のパネルがあり、鉄骨・鉄筋の建物であれば厚形を、木造・鉄骨または完全に木造の建物であれば薄形を使用するのが一般的です。
パネルの中に金網状の鉄筋が組み込まれた構造になっており、中心部の強度は高いものの表面は衝撃に弱くひび割れなどを起こしやすい特徴があります。
耐火性・遮音性・断熱性に優れる反面、水に弱いことから、塗装をする時には様々ことに注意しなければいけません。
ALCパネルには小さな気泡が沢山開いています。
だからこそ軽くて扱いやすいのですが、塗装の前には表面に開いたこの穴をしっかり埋めておかなければいけません。
仕上げの前にこの作業を行っておかないと、仕上がってからよく見ると穴が開いたままになり美しくならないことはもちろん、ここから水を吸い込んでしまい「早い劣化の原因」に繋がります。
デコボコした状態のまま均されていないため、仕上げ塗料のつきかたにムラができたりという点も心配です。
下塗りでまずは塗料を塗り込み穴を塞ぎ、そのあと全体をまんべんなく塗装していくことで劣化を遅らせることができるとされています。
綺麗な状態をできるだけ長く維持するためにも、きちんとした下処理をしておくようにしましょう。
パネルにヒビが入りそこから水が入り込んでしまうと、中に組み込まれた鉄筋が錆びることがあります。
鉄というのは錆びると若干膨張する特性を持っているため、内側からさらにヒビを広げ、やがてその部分が崩壊してしまう可能性があるのです。
これはパネルの固定に使われるボルトなどでも同じことが言えます。
1度こうなるとパネルの塗り替えを考えた時に大きく修繕しなければいけない状態にもなりかねません。
ですからALCパネルの下塗りにはどろどろとした高粘度の下塗材を使用することをオススメします。
新築工事の場合では予算上さっと塗料を吹き付けて終了となってしまうことが多いのですが、ここは少し予算を割いて処理してもらえるようにしたいですね。
仕上げの上塗材も、もちろん防水性が大切になります。
ほとんどの場合水生のシリコン系塗料が使われ、他にもフッ素やウレタン、アクリルといった塗料を使用するのが一般的です。
フッ素やシリコンは比較的コストが高い分、塗り替えるまでの周期が長くてすみます
どちらも水に強く、汚れも付きにくいのが特徴です。
特にフッ素は弾性タイプもあり、衝撃にも強いパネルに仕上げることもできます。
1回の塗りではムラができたり防水の効果を十分に発揮できないことも考えられますので、基本的にはきちんと2回塗りをすることが大切です。
軽くて丈夫なALCパネル。
しかし経年劣化によって、パネルの継ぎ目にヒビが入ってしまうことがあります。
新しいパネルを使う時に気にする必要はないでしょうが、塗り替えを行う場合にはまずこのヒビの補修をしなければいけません。
補修を行う際にはコーキング剤を使用するのですが、この時気を付けたいのが柔軟性の高いウレタンやシリコンでできたものを選択するということです。
固く弾力のあるものより、柔らかいもので繋ぐことによって、地震や地盤の変化などで起こる建物の歪みにも対応できるようになります。
ALCパネルの外壁塗装では、何よりもその特徴を理解することが重要になります。
軽石のように小さな気泡が開いていること、水分を吸水しやすく水に弱いこと、内側に鉄筋が入っていたりボルトで固定しなければいけないこと…。
これを知っていれば水への対策が何よりも大切だということが見えてきます。
下地はできるだけしっかりと塗っておき、仕上げは2回耐水性の高いものを使う、こうすることで綺麗で長持ちするALCパネルの外壁塗装を実現させることができるでしょう。
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