外壁塗装で健康被害！？アスベストなどの有害物質について！ - 外壁塗装の達人

昔に比べ外壁塗装で使われる塗料は、有害物質を含まないものが増えてきました。

特に業者が使用する塗料はしっかりと作られており、人体に害があるとされる揮発性の高い有害物心の放散量も少ないので、塗料のせいで健康を損なうということはほとんどありません。

最近ではより有害物質の少ないとされる水性塗料を使用する業者も増え、かなり安全性が高くなっています。

ただそんな塗料を使っていても、元々アレルギー体質であったり臭いに敏感な方だと、具合が悪くなってしまうこともあります。

そんな方のために化学物質を一切含まない塗料を使う業者もいるようですから、まずは専門家に相談してみるとより安心です。

ここ数年diyが流行していることもあり、ホームセンターなどでも様々な塗料が手に入るようになりました。

狭い範囲を塗り替えるだけであれば業者に頼むよりも気軽ですし、何より自分でやったという満足感が得られます。

しかし一般的に売られている塗料の中には、人体に有害な物質を含むものが多くあります。

また業者に頼んだから安心、と思っていてもその業者が悪い業者である可能性もあるのです。

値段を安く見せるために、人体に害がある物質を含む塗料を平気で使うことも考えられます。

自分には詳しいことが分らないから、と投げ出してしまわずに、何が有害になるのかをきちんと知っておくようにしましょう。

voc（揮発性有機化合物）は、空気中に揮発しやすい化合物全体のことを指す用語です。

外壁用の塗料の中にはトルエンやキシレンと呼ばれる成分が含まれていることがまれにあり、揮発したものを吸い込んでしまうことで健康被害を引き起こすことされています。

水に溶けると地下水汚染の原因物質にもなり、発がん性があることでも知られているのです。

ただ現在では排出基準、そして環境基準が定められていますし、揮発量を抑えた塗料が主流ですので昔ほど心配することはありません。

そして塗料を塗ってから約3週間後には揮発量がぐっと減少すると言われていますので、気になる方は塗装が終わってから3週間程度時間をあけて自宅に帰るようにすることをおすすめします。

アスベストは石綿とも呼ばれ、健康被害が社会問題にもなりました。

未だに時折古い建築物の外壁などで発見されニュースになったりもしますが、このアスベストは塗料にも含まれていることがあります。

アスベストは天然の鉱物繊維で、熱や摩擦にも強く丈夫なところが特徴ですが、肺がんなどを発症する発がん性を持ち合わせた非常に危険な物質です。

人間の髪よりもさらに細い繊維ですから目には見えず、うっかり吸い込んでしまうと変化しにくい性質のせいで肺の中に長く留まりやすくなります。

そうすると数十年の長い時を経て、病気を引き起こしてしまうのです。

ホルムアルデヒドは有機化合物の中でも、簡単な構造を持つ物質ですが、毒性が強く吸い込むことで目や気道に刺激を感じる、濃度が高い場合では呼吸困難など体調不良を引き起こすことがあります。

「シックハウス症候群」という言葉を耳にしたことがあるでしょうが、その原因の1つがホルムアルデヒドではないかと言われているのです。

空気や水蒸気を通じで吸収されやすいという特徴があり、塗りたての外壁から揮発したものを吸い込む可能性が考えられます。

自分で塗料を選ぶ時には、規制内の条件で作られている証の「f☆☆☆☆」と書かれたものを選ぶようにするといいでしょう。

塗料用シンナーには塗料を適度に薄めて、外壁を塗りやすくするという役割があります。

「シンナー」という名前ではなく、家庭用の塗料では「うすめ液：と呼ばれることが多く、非常に揮発性の高い物質です。独特の匂いが苦手という方も多いと思いますが、しっかり換気をしてマスクなどを上手く活用すれば、すぐにひどく体調を崩すということはあまりありません。

しかしその時の体調や、個人差も大きくあるものの、中には吐き気や頭痛などの健康被害が起きてしまう方もいます。

塗料は一度乾いてしまえばその臭いも気になりにくくなりますので、乾くまでウィークリーマンションなどに避難しておくのも一つの手ですよ。