サイディングボード外壁をキレイにするなら張替え・上塗りどっちがお得?違いと費用を徹底解説 - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
サイディングボード外壁が汚れてきた、反ってきた、傷んできた時、果たして「上塗り(塗装)」するべきでしょうか?それとも「張り替え」しなきゃいけないのでしょうか?
ここでは下記2点について徹底的に解説していきたいと思います。
・実際「張り替え」と「上塗り」のどっちを選択している人が多いの?
・「張り替え」と「上塗り」の費用を比べたい!
↓これから詳しく解説しています↓
サイディングボードのメンテナンス方法や費用などを、様々な角度から詳しくご紹介していきます。
サイディングボードのリフォームは、このような4つの方法があります。
一般的な大きさの住宅の外壁面積を目安とし、150㎡での費用目安となります。
費用が高い順番から、ご紹介致します。
工事内容 | 足場費用 | 工事費用 | 合計費用 | 注意点 | |
---|---|---|---|---|---|
サイディング張替 | サイディングを解体撤去し、新規サイディングを張る方法(新規コーキング充填を含む) | 20万円 | 160~230万円 | 180~250万円 | 選択するサイディングの種類や既存外壁の不具合の程度に、費用に差が発生します。 |
サイディングの重ね張り | 既存サイディングの上に、新規木下地や外壁下地とサイディングを張る方法です。(新規コーキング充填を含む) | 20万円 | 130~180万円 | 150~200万円 | 選択するサイディングの種類や既存外壁の不具合の程度に、費用に差が発生します。 |
サイディング塗装 | 既存サイディングの上から、新規塗装を掛ける工事となります。 | 20万円 | 60~160万円 | 80~180万円 | 選択するサイディングの種類や既存外壁の不具合の程度に、費用に差が発生します。 |
コーキング打ち増し | 既存コーキングを撤去し、新規コーキングを打ち直す工法です。 | 20万円 | 15~20万円 | 35~40万円 | 4つの種類の中で、唯一外壁サイディング自体に手を付けない工法です。 |
それでは上記4種類のサイディングボードリフォームのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
サイディングの張替には、このようなメリットがあります。
【メリット】
古くなった外壁材を全て撤去する事で、外壁が新品となります。
新築の外観となり、古い建物でも綺麗な建物へと生まれ変わらせます。
外壁を全て新規に施工し直すので、外壁から発生していた雨漏りを改善させる事が出来ます。
既存サイディングの不具合により雨漏りが発生している場合、壁の中へも大きな影響を与えている事があります。
雨水が浸透する事で断熱材を劣化させたり、湿気が発生する事でカビを発生させてしまっている事はよくある事です。
既存サイディングを剥がす事で壁内部の状態を確認出来ますので、断熱材やカビの状態などを把握する事が出来ます。
補修を行う事で、良好な壁を復活させる事が出来ます。
このように、サイディングを張り替えするという事は、理想的なポイントが多くあります。
サイディングを張り替える事でのデメリットを挙げるとすれば、これらが考えられます。
【デメリット】
既存のサイディングを全て解体撤去するため、解体撤去費用がかかってしまいます。
解体手間、運搬処分などの大きな費用を準備する必要があります。
近年廃材処分費は値上がりしておりますので、廃材を処分するだけで大きな金額となってしまう事もあります。
既存サイディング撤去の際に、どうしても騒音や粉じんが発生してしまいます。
軽度ではありますが、日中の住宅地などでは音が響いてしまいます。
既存サイディングを取り除くので、取り除いた状態で雨に当たってしまうと雨水の影響を建物に与えてしまいます。
既存サイディングを取り除いて新規サイディングを張るまでの間は、雨が降らない条件が理想となります。
雨が降らないタイミングを見計らって、工事を計画しなければいけません。
サイディングの重ね張りには、このようなメリットがあります。
【メリット】
既存サイディングの撤去を一切行わないので、撤去費用と廃材処分の費用がかかりません。
既存サイディングの撤去作業が一切ありませんので、撤去の際に発生してしまう騒音や粉塵の発生を起こさず済みます。
既存の外壁の上にそのまま木下地と新規サイディングを張る工法ですので、建物が一回り大きくなったような雰囲気を出します。
一回り大きくなった事で、建物の重圧感が増します。
外壁が二重になりますので、面材が2重になるという事で耐震性の高い建物とする事が出来ます。
このように、既存外壁をそのままにして新規サイディング工事を行うという事で、様々なメリットが発生します。
【デメリット】
外壁の厚みが増す分、新規外壁より窓の位置が奥になってしまいますので、新規外壁と窓との納まりが重要となります。
役物等を使って綺麗に納めるのですが、納め方が甘いと簡単に雨漏りを起こしてしまいます。
重ね張りの際は旧下地への強固な取り付けが大事となりますので、慣れていない業者の施工の場合は頑丈ではない外壁の取り付けとなってしまう事があります。
既存外壁と新規外壁とが頑丈に取り付くよう、施工の際は特に注意しなければいけません。
古い建物の場合、外壁及び外壁内部で雨漏り等の不具合が起きている可能性があります。
雨漏りは外壁内部を侵してしまい、断熱材の効力不足やカビの発生などよろしくない状態が起きている場合はあります。
既存サイディングを剥がす事で下地や断熱材等の不具合の修正が出来ますが、重ね張りの場合は修正が出来ません。
その為、外壁及び外壁の不具合を放置したままとなってしまい、断熱材の効力の無さやカビの影響がそのままの建物となってしまいます。
サイディングに塗装を行うリフォームには、これらのメリットがあります。
【メリット】
既存サイディングの上に塗装をするだけですので、張替や重ね張りと比べると格段に費用がお安くなります。
塗装と言えばたた色を塗るだけと思われるかもしれませんが、塗料には様々な種類があり、採用する塗料によってサイディングの表面に機能的効果を発揮させる事が出来ます。
親水性の高い塗料や防カビ塗料、断熱塗料、遮熱塗料など、機能的効果を発揮させる塗料を選定すると、今までの外壁サイディングには無い素晴らしい効果を得る事が出来ます。
外壁の長持ちにもつながりますので、とても理想的です。
塗料の中には防水塗料のような防水効果を発揮してくれる塗料がありますので、外壁から雨漏りが発生している建物でも防水塗料の高い効果により雨漏りしない建物へと導く事が出来ます。
わざわざ既存サイディングを全て剥がして張替無くても、高い防水効果を得る事が出来ます。
既存のサイディングがお気に入りの場合は、新しいサイディングには変えたくないものです。
しかし、既存サイディングに色を付けて塗装をしてしまうのも、なんだかカッコ悪いですよね。
外壁塗装には、クリアーな防水塗料など透明で外壁の塗膜効果を高くさせる塗料があります。
現在の外壁サイディングを、新築時のような綺麗な状態にする事も可能です。
【デメリット】
既存サイディングに塗装工事を行う事は、既存サイディングに劣化が無い、若しくは軽い場合に採用が可能となります。
既存サイディングに不具合が起きている場合は、その上から塗膜を掛けてもすぐに劣化してしまう事があります。
1度塗装を掛けてしまうと、必ず訪れてしまうのが塗膜の劣化です。
塗膜が劣化してしまったタイミングには、必ずメンテナンスが必要となります。
おおよそ、10年に1度の頻度で塗装のメンテナンスを行わなければいけません。
お安い塗料を選択してしまうと、もっと短い頻度でのメンテナンスが必要となってしまいます。
コーキングの打ち直しを行う事でのメリットは、これらが挙げられます。
【メリット】
コーキングに不具合が起きてしまうと、劣化部分から雨が侵入し雨漏りにつなげてしまいます。
しっかりとしたコーキングとなりますので、外壁の防水力を高める事が出来ます。
外壁サイディング自体に不具合が発生しておらずコーキングの打ち直しのみで済むのであれば、外壁サイディングの工事と比べるととてもお安いメンテナンス費用となります。
コーキングの打ち直ししか行わない事でのデメリットは、これらが挙げられます。
【デメリット】
お安い費用で工事を納めるためにコーキング施工しかしない場合もありますが、その場合多少の外壁サイディングの劣化を見て見ぬふりをしてしまう事があります。
完璧に外壁に不具合が無いのであれば良いですが、少しでも不具合が発生している場合は、コーキングの打ち直しだけでは外壁サイディングが劣化してしまいます。
あくまで、外壁に何の不具合が起きていない場合のみ、コーキング打ち直しのメンテナンス
のみでもOKと言えます。
既存コーキングは綺麗に取り除き、新規でコーキングを充填し直す事が前提となります。
今回、外壁塗装の達人登録店様の中でも、サイディングボードのリフォームに詳しいリフォーム業者様にお話を聞いてきました。
外壁がボロボロになってきた場合、サイディングボード張り替えをされる方はほとんどいらっしゃらず、塗装されます。
サイディングの方がモルタル壁に比べて、劣化状況がわかりやすいので、ボロボロになる前に塗装で綺麗になるレベルでお問い合わせ頂くケースが多いからだと思います。
サイディングボードの場合ある程度年数が経ってくると、反ってきたり、ボロボロ崩れてきたりという症状が出やすいですが、「少し反ってきた」という程度では、早めに塗装で抑えてしまう処置をされる事が多いです。
サイディングボードが汚れてきたら高圧洗浄を行うのですが、何回も洗浄するとサイディングボードがボロボロになってきまして、表面がボロボロ取れてくる状態になると塗装ではどうにもなりません。
そうなる前の段階で塗装をキッチリ行う必要があります。
ひとつの基準としてサイディングボードの色あせやチョーキングの粉が出てきたという事もひとつなんですが、外壁材にシーリング(目地)が入っていますので、目地が開いてきたり隙間が開いてきたという事でお問い合わせを頂く事が多いですね。
これを放置しておくと、サイディングボード自体が反ってきたり、目地というのは本来1センチ間隔で繋がっているんですが、2センチとかひどいお家ですと3センチ位まで広がっているお家があるんです。
釘で止まっていますので落ちるという心配はありませんが、つなぎ目が広がって、沿ってきて「ダム」のような役割になっている例もございます。
上から雨水が流れてきて、その部分でせき止めて、外壁内に流し込んでいる様な。
ここまで放置される方というのは少ないですけどね。
とにかく早めにプロに見てもらう事で費用も安く抑える事が出来るという事を覚えておいて欲しいですね。
サイディングの模様を潰さずに残したい場合はクリアーな塗料(透明な塗料)を使用すればよいという事が言われていますが、サイディングの劣化状況によっては、新品の(現状の)サイディングボードの色に戻らない場合もあります。
元々新築時のイメージを持って塗装をご依頼される方も多いのですが、実はある程度色が飛んでしまっている(薄くなっている)と、特に南面ですが、北面などと比べると色の残りが全然変わってきます。
クリアー塗料を塗装した後の仕上がりを簡単にわかる方法をご紹介します。
サイディングに水をかけてみるんです。
クリア塗料は透明ですので、水をかけた時のサイディングの色がクリア塗料を塗った時の色という判断が出来ます。
ですが、10年に一度塗装をしてあげないと、それ以上年数が経過しているサイディングですと、中々色が戻らない場合が多いですね。
もし、お客様自身で色が戻らないと判断された場合、通常の塗装という選択になるのですが、タイル調の複数の色があるサイディングボードの場合は、凸凹してますので、一番初めにグレーの塗料を塗って、凸の部分を固いローラーなどで茶色に塗ると2色になります。
手間がかかるのでその分費用は増えますけどね。
費用を抑えたい場合は単色という選択か、ちょっと模様がある塗料を使うかですね。
3色をやろうとすると、サイディングによって出来るものと出来ないものがあります。
一番凹んでいる部分を一番初めに塗って、次の凸を2番目に塗って、最後に毛の短いローラーで一番出っ張っている部分だけを塗る3色に仕上げる事が出来ます。
3色の塗り分けが出来ないサイディングは、2番目と3番目の凹凸の差があまりないものは厳しいですね。
お家を建てた時のサイディングボードの模様が気に入っているお客様の場合は、色が飛ぶ前に早め早めにしっかりと塗装してあげる必要があります。
色が飛んでしまってからでは正直厳しいですね、、、。
モルタルに塗装するのとサイディングに塗装する料金は基本的には変わりません。
モルタルやセメント壁の場合は、元々塗装してある塗料が何か?によって下塗り材の量が変わってきます。
下塗り材の量が多ければサイディングであってもモルタルであっても、その材料分の料金は多めにかかってしまいます。
世の中には「3回塗り」というのが定説の様に言われていますが、本当の事を言うと、「3工程」と考えて頂くのが自然でわかりやすいですね。
女性の方がお風呂あがりに化粧水など付けられると思いますが、外壁も最初に下塗り材を塗ると、壁が乾燥しきっているので外壁自体が塗料を吸い込むんです。
1回塗っただけでは吸い込みがキツくて、倍の量必要になる事もあります。
サイディング外壁を見て、「通常よりも下塗り剤が必要になりそうだ」と判断した場合には、塗料分だけ頂いたりという事もございます。
サイディングボードに塗装するときに注意してほしい点が2点ございます。
サイディングボードの場合、シリコンが主流で多くの方がシリコン塗料で塗装されるのですが、このシリコン塗料の中にも大きく分けると4つに分類されます。
単層弾性系のシリコン(ゴム質の強い塗料)を安易に塗ってしまうと、壁の内側から膨れ上がってきたり、剥離したりといった症状が出る可能性があるという事です。
これはサイディングボードならではの症状と言えます。
しかも、塗装業者の全てがこれらを知っているかというとそうではなく、知らない業者もありますので、安易に弾性系シリコン塗料をサイディング外壁に勧めてくる業者もいます。
現場経験が長い方ばかりがお客様に提案しているとは限りませんので。
また、全てのサイディングボードが膨れ上がってくるわけではないので、「いけるだろう」という事で塗ってしまう業者さんもあります。
サイディング塗装と、他の外壁への塗装で一番違うのが、「目地があるかどうか」です。
下塗り材がモルタル外壁と違うなど、細かい点を言い出すとキリがないのですが、大きな違いは目地ですね。
お客様とのお話の中で、目地を後で打つのか、先に打つのかはお客様と調整させて頂きます。
美観を取るのか耐久性を取るのかという問題になるんですけどね。
シーリングが劣化してくる大きな原因は紫外線なんです。
先にシーリングを撤去して打ちなおしてから上から塗装すると、紫外線の影響を受けにくくなるので長持ちするんですが、住宅というのは地震だけでなく、2階で誰かが大きく歩いたり、強風などで揺れる構造になっているのですが、シーリングの上から塗装した場合は、家が動いた際にシーリングとの隙間が出来る事があります。
そうなった時にその部分だけ浮いたように見える事がございます。
サイディングの状態の注意点やチェックポイントは、目地の幅、西面と東面で大きく幅が違ったりしないかどうかや、実際に塗装していく段階で言えば、どこが作っているサイディングボードかにもよるのですが、溶剤系の下塗り材を使う場合は必ず試し塗りをして下さいとお伝えしています。
溶剤系というのはシンナー希釈になってくるので、サイディングボードの表面の色や模様が薄い場合、溶剤系(シンナー系)油系の下塗りをやってしまうと、表面の塗装を落としてしまう場合もあるんです。
水性と油性でいうと、油性の方が強いという事実がございますので、油性を選択される方が多いですね。
サイディングボードのリフォーム(塗装)は、プロの業者に早めに相談すればする程、元々の綺麗な模様を残したり、模様を残せないにしても、塗装で安く綺麗になったりします。
反対に、たまに目にするサイディングボード外壁が大きく反っていたり、ズレて隙間が出てきたりしていても、そのままにしておくと、張り替えで大きな費用がかかってきます。
まずはプロに相談してみる事が大事です。
弊社も外壁塗装の達人に登録していますが、このサイトに登録している業者は質の高い業者が多いですね。
下のフォームから問い合わせして、サイディングボードを安く綺麗にしてくれる腕の良い業者を是非見つけて下さい。
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