ビケ足場の単価と把握してほしいポイント - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
外部で2m以上の高所作業を行う際、必要になるのが外部足場です。
特に近年、住宅の建設やメンテナンスの際に採用される事が多くなった足場が、ビケ足場です。
ビケ足場は、住宅の建築やメンテナンスにとても適した足場といえます。
ビケ足場とはどのような足場なのか、単価や知っていてほしいポイントをわかりやすくまとめてみました。
ビケ足場とは、正式名称は「クサビ緊結式足場」といいます。
文字通り、足場の緊結部分にクサビを用いて組み立てる足場です。
昔から当たり前のように使っている定番の枠組足場とは足場の構成が全く違い、一足で足場を支えている一本足の足場となります。
軽量であり簡単な構造であるがために、低コストで時短で組み立てが可能な足場です。
10m以下の低層建築工事に採用される事が多い足場であり、足場の盛替えや組み立てが簡単に出来るのが大きな特徴となります。
本来2m以上の高所作業の場合、通常の枠組足場を利用しないといけないのですが、簡単でコスパが高い足場材として開発されたものがビケ足場です。
ハウスメーカーの住宅建築で徐々に広まり、現在は様々な低層建築物の工事に採用される事が多くなり、実績も大変多くなりました。
一般的な枠組み足場と比べると、このような大きな差があります。
枠組み足場と比べると半分ほどの重量なので、材料の持ち運びが便利である施工性が高い足場材です。
足場設立の時間も2/3程度となり、現場での作業が比較的容易です。
枠組足場と違い、一足足場なので応用しやすい足場です。
その為、凹凸の激しい建物にも容易に出来る事が特徴です。
狭い場所、曲面など足場がかけにくい場所であっても、ビケ足場は理想通りに設置が可能です。
枠組み足場と比べると単価が安いので、低層建築物のような費用を極力かけたくない工事にはとても適している足場材です。
外壁塗装工事の見積もりに大きく影響してきますのでチェックしてみてください。
このように、枠組足場にはない素晴らしいメリットがたくさんある足場材であり、普及が進んでいる現代の足場材といえます。
ビケ足場の単価は業者によって違いますが、およそこの程度の単価となります。
従来使われてきた、枠組み足場と比較してみます。
足場の種類 | ㎡あたり単価 |
---|---|
ビケ | 800~1,000円ほど |
150㎡の外壁と仮定すると、120,000~150,000円程の費用となります。
足場の種類 | ㎡あたり単価 |
---|---|
枠組み | 1,000~1,500円ほど |
150㎡の外壁と仮定すると、150,000~225,000円程の費用となります。
枠組み足場と比べると、3~5割ほどビケ足場の方が費用が安くなり、仮設工事費用の削減になります。
ビケ足場にシート養生を行う場合は、プラス㎡あたり200~500円ほどかかります。
その他、最上階の手すりや階段の設置の多さなどによって、費用が加算される場合がありますのでご注意ください。
ビケ足場の場合、低層住宅での使用限度が10m以下となっています。
それ以外の建物の場合は、31m以下の制限となります。
その為、住宅に採用する場合は、最高10m以下の2階建て住宅までが使用の限界となります。
住宅であっても、このような場合はビケ足場の採用は出来ません。
2階建てであっても最高高が10mを超える場合は、ビケ足場の使用は出来ません。
3階建ての住宅は高さが10mを超えますので、ビケ足場の採用は難しくなります。
この2パターンの場合はビケ足場の採用は難しくなりますので、枠組足場の採用を検討してみてください。
隣地境界線までの後退距離が狭い場合は、ビケ足場の設置が難しくなってしまいます。
ビケ足場を設置出来る奥行きが狭い場合は、単管足場で対応します。
単管足場とは、単管を使用し井桁に組んだ足場です。
ビケ足場や枠組み足場と比べると足場の足が乗るスペースが非常に狭く、単管2本の上に足を乗せる形となります。
安全ではない足場ですので、危険と隣り合わせの足場となってしまいます。
どうしても敷地にスペースが無い場合にのみ、採用する事が出来る足場となり、通常の設置スペースがある場合は採用しない方がよいでしょう。
単管とクランプしか使わない足場ですので、単管足場の単価は㎡あたり500~800円程となります。
足場は、仮設工事です。
その為、最終的に工事として残らない物です。
最終的に残らない工事のせいか、お客様によっては足場は無駄な費用と思われる方もいらっしゃるようです。
脚立やはしごでお願いしたほうが費用としてはもちろんお安くなりますが、脚立で2m以上の高所作業を行う事は絶対にしてはいけません。
建築基準法では、2m以上の高所作業になった場合に適切な足場を配置して工事を行わないといけないとうたっています。
ここで指している建築基準法の適切な足場というのは、脚立やはしごではなく足場を指します。
その為、2m以上の高所作業で足場を組んで作業を行う事は、必要不可欠な事です。
20万円近くの足場代を払うなんて無駄と思うような考え方はせず、必要経費と受け止めるようにしましょう。
足場が万度じゃなければ、良い施工は絶対に出来ません。
プロの素晴らしい施工を望むのであれば、頑丈な足場の設置は必須となります。
足場の見積もりを見ても、イマイチピンとこない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
足場は、建物から500㎜程離れた位置に設置します。
500㎜程離す理由は、足場と建物の間で材料を配置するなどの作業スペースが必要となりますので、500㎜空けるのが一般的です。
ビケ足場の奥行きは450㎜が定番ですので、建物の幅に左右1mずつ合計2mプラス幅で計算します。
10m幅の場合は、10m+2m=12m幅で足場計算を行います。
8m×6mの建物の場合、足場の長さの算出は下記の様になります。
・X方向 (8m+2m)×2か所=20m
・Y方向 (6m+2m)×2か所=16m
・X方向+Y方向=20m+16=36m(足場全体の長さ)
この長さに、足場の高さを掛けると足場の面積が算出できます。
仮に足場の高さを6mと仮定すると、36m×6m=216㎡が足場の総面積となります。
足場の計算は、このように誰でも簡単にできます。
業者に任せっきりにはせずに、ご自分でも計算をして見積もりに誤差が無いかを確認するようにしましょう。
ご自分の計算とあまりにも数字がかけ離れている場合は、業者に確認して、ご自身で納得してから契約するようにしてください。
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足場の単価は、施工会社によって多少の幅が生じてしまいます。
業者により単価の差が出てしまう理由は、使う足場の所在がどこなのかによって左右されてしまうからです。
外部で使う足場の所在は、下記のような4つのケースがあります。
足場材を購入し、業者が常にストックし持っているケース。
業者が足場自体を一切所有せず、使う時に都度リース屋さんから借りて使用するケース。
足場の設立に業者が一切かかわらず、鳶さん等の足場専門業者の所有する足場を組み立ててもらうケース。
リース屋さんから足場材を借りてきて、足場屋さんが組み立て設置するケース。
このように足場の所在にはこの4つのケースがあり、1番が一番費用が安いケースとなります。
足場は仮設物で、決して安価な材料ではありませんので、業者にてストックしていないケースも多くあります。
一式そろえると、何百万と膨大な費用となってしまいます。
その為、購入するよりレンタルリースの方が断然コストがかからずに済むという、施工会社の事情があります。
足場をストックすると、購入費用の他にメンテナンスにも時間やコストがかかってしまいます。
リースは稀な事ではなくよくあるケースですのでご安心ください。
施工業者が足場を持っている場合が1番安価な足場の単価となり、足場業者がリース屋さんから足場材をレンタルして組み立てる場合は、1番高い足場単価となります。
しかし、組み立て精度の高さは足場業者の組み立てが1番理想的な形となります。
ビケ足場の単価の目安は、上限1,000円です。
1,000円を超えているビケ足場の場合は、単価が適切ではない場合があります。
なぜ1,000円の単価なのか、問い合わせてみると良いでしょう。
1,000円以上の単価で見積もってくる場合は、利益として多めに上乗せしている場合があるいますので注意が必要です。
1,000円以上の単価の場合は、枠組足場以外有りえません。
また、一般的な30坪程度の住宅の場合、20万円程度がビケ足場費用の上限となります。
足場費用の合計金額が20万円以上になった場合も、高額な金額と受け止め確認するようにしましょう。
平成15年4月、労災防止の為に「手すり先行工法」が定められました。
厚生労働省にて、建方をする前に足場を専攻し設置する事で、安全で働きやすい安心感がある工事とする事を制定しました。
法の改正によりビケ足場も手すり先行工法の普及が進み、基礎工事が終わり埋め戻しが終わった時点で足場を設立する流れが一般的となりました。
しかし、建方の前に足場を先行して設立してしまう事で、木構造材の納入等に面倒が伴ってしまい、昔ながらの大工さん等の職人さんは好まない方法とも言われています。
面倒よりも安全の方が重視されますので、必ず手すり先行工法を行う業者に工事を依頼するようにしましょう。
しっかりとしたビケ足場の施工をしてくれる業者に依頼したいけれど、どこの業者が良いのか迷っている方は、当サイト外壁塗装の達人に相談してみませんか。
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