水性塗料6つのメリットと5つのデメリット - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
塗料には大きく2つの種類があり、水性塗料と油性塗料の2つの種類があります。
ホルムアルデヒドなどの影響により近年求められるようになったのが、水性塗料です。
水性塗料とは、どのような塗料なのでしょうか?
水性塗料の詳細やメリットやデメリットなどを、わかりやすくご紹介致します。
水性塗料とは、塗料の主成分が水で出来ており希釈にも水を使う為、独特のシンナー臭が無い優しい塗料です。
塗料は溶剤が配合されていればされている程強い塗膜となるのですが、強い塗膜にはシンナーなどの溶剤がたっぷり配合されているのが難点と言われています。
そんな難点を払しょくした優しい塗料が、水性塗料です。
水性塗料は、シンナーなどの溶剤が配合されていない分、弱い塗膜になるという難点が叫ばれ続けてきました。
その為、外部塗装には油性塗料を採用される事が大半でした。
しかし、近年の水性塗料の研究により、油性塗料に負けない強固な水性塗料も多くなりました。
昔のように頼りない水性塗料ではなく、優しく強い塗膜を作る事が出来る塗料に変化を遂げました。
環境問題を重視する今の世の中を考えると、水性塗料は理想的な塗料といえるかもしれません。
水性塗料のメリットは、これらが挙げられます。
水性塗料はシンナーなどの溶剤を使わず、主成分が水で出来ています。
その為、ペンキ独特の嫌な臭いを発する事がありません。
塗料の成分独特の臭いはありますが、あくまで塗料の成分であり体に害がある成分の臭いではありません。
人体への被害も心配せず、外部塗装をした際もご近所にご迷惑をかける事がない、とても扱いやすい塗料といえます。
外壁には油性塗料を採用する事がほとんどでしたが、近年の研究により外壁でも強固な塗膜を作る事が出来る水性塗料も多くなりました。
その効果は、油性塗料にそん色ない素晴らしい強さを発揮しますので、外壁にも安心して水性塗料を採用する事が出来ます。
主成分が水ですので、材料の保管を直に注意する事はありません。
反対に油性塗料の場合、シンナーなどの溶剤が含まれていますので、火気の問題など様々な点に注意しなければいけません。
シンナーなどの溶剤を含んでいませんので、臭いを吸う事で気分が悪くなるなどの体調不良を起こす事はありません。
換気が出来ない狭い室内で塗装をしても問題ありません。
水性塗料はお客様自身やご近所さんにも優しい塗料ですが、作業をする職人さんにも優しい素晴らしい塗料といえます。
水性塗料は有機溶剤を配合していない関係上、1液性の塗料が多い傾向にあります。
2液性のように撹拌(かくはん)しなければならない塗料ではありませんので、非常に扱いやすく施工性にも富んだ塗料です。
シンナーなどの有機溶剤が含まれていませんので、塗料自体の値段が安価です。
塗装工事自体がコストダウンできる採用しやすい塗料です。
水性塗料のデメリットは、これらが挙げられます。
有機溶剤が含まれていない分、一般的には強い塗膜を作る点が油性塗料より劣るとされています。
それでも依然と比べると、油性塗料とそん色ないまでの強さを発揮させる事が出来るようになりました。
水性塗料と油性塗料はそれぞれ数多くのグレードにわけられており、油性塗料よりも塗膜の寿命が長い水性塗料もあるという事を覚えておいてください。
水性ですので、鉄部などの塗料を弾いてしまう素材への塗装は難易度が高いといえます。
下塗り材を上手に使用する事で、塗布する事が可能になる場合もありますが、専門業者の技術が必要になります。
有機溶剤を含んでいないので、塗膜のツヤが落ちやすい傾向にあります。
「ツヤ有り」を塗布しても、数年後にはツヤの程度が落ちてしまうと思っておいた方が良いでしょう。
水性ですので、あまりにも温度が低いと硬化機能が乏しくなり、最大限の力を発揮出来ないケースがあります。
寒冷地で、しかも冬期には、外壁塗装で採用しないほうがよいかもしれません。
水性塗料ですので、完全に硬化するまでは水に弱い傾向があります。
その為、外部で塗布をしている最中に雨に見舞われてしまうと、ダラっと流れるように塗料が落ちてしまう事があります。
天候をしっかり見極めて塗装作業を行わなければいけないので、管理が難しい塗料と言えます。
最近は、雨の中で塗布する事が可能な水性塗料も増えており、少々の雨でも塗布できる便利な水性塗料もあります。
例えば、関西ペイントのアレスダイナミックフィラーは、雨に当たっても問題なく塗布が出来る世界初の素晴らしい塗料です。
水性塗料との比較の為、油性塗料のメリットとデメリットもご紹介致します。
有機溶剤がたっぷり含まれている塗料ですので、強くて強靭な塗膜を作る事が出来ます。
密着性が高いので、はがれにくい塗膜に仕上げる事が出来ます。
下塗り材を必要としない塗料もあり、施工性に富んだ塗装工事になりやすいです。
付着しにくい金属にもピタッとしっかり密着し、丈夫な塗膜とする事が出来ます。
有機溶剤の蒸発が早いので、塗布後の乾燥時間が短く作業効率が上がります。
有機溶剤が含まれていますので、塗膜のツヤを長期間キープしやすくなります。
シンナー独特の臭いを発するので、塗布の際はご近所など周りに気を使わなくてはいけません。
特に外壁塗装で油性塗料を採用すると、臭いに耐えられずご近所から苦情が発生してしまう事もあります。
室内で使用するケースでは酷い場合、溶剤中毒になって立ち上がれない程の状態になってしまう事例もあります。
有機溶剤が多く含まれている分、塗料の価格は水性塗料と比べて高めです。
※グレードによっては水性塗料のほうが高額なケースもあります。
有機溶剤が含まれていますので、保管の際に火気などの注意が必要となります。
塗料を希釈(きしゃく※薄める意味)する際や刷毛等の道具を洗う際には専用の薄め液が必要となりますので、扱いに手間がかかります。
このように、油性塗料にもメリットがたくさんあります。
しかし、油性塗料に目を向けるポイントは、メリットではなくデメリットです。
デメリットの負担が大きい塗料なので、できるだけ水性塗料を採用したほうがよいのは間違いありません。
塗装業者に依頼する場合も水性塗料がおすすめですが、DIYで塗装工事を行う場合でも、水性塗料が断然オススメです。
水性ですので、引火性が無く安心して使う事が出来ます。
塗装終了後の刷毛などの道具の洗浄も簡単ですので、素人さんでも簡単に扱う事が出来ます。
有機溶剤が含まれていませんので、溶剤中毒になる心配はありません。
室内の塗装工事であっても、嫌な臭いがこもる事はありません。
油性塗料は2液性の塗料が多いのに比べ、水性塗料は1液性の塗料が大半です。
1液性ですので撹拌する手間がありませんので、簡単に使う事が出来ます。
水性ですので、万が一付着しても落としやすいというメリットがあります。
手に付着した場合は、手を洗う事で綺麗に落ちます。
衣服に付いた場合は、水で拭き取り中性洗剤にて綺麗に落とす事が出来ます。
万が一車に付着した場合でも、水で拭き取って中性洗剤で綺麗に落とす事が出来ます。
油性塗料では、このように簡単に落とす事は出来ません。
このように、水性塗料は非常に扱いやすいのでDIYでも難なく使う事が出来ます。
※ただし既存外壁に劣化がある場合は、DIYではなくプロの業者に依頼するようにしましょう。
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多くの方が「水性塗料は素材が水性なので水に溶けてしまうのではないか?」と疑問を抱かれています。
雨水が当たる事で水性のサインペンのように溶けて流れてしまうのでは…?
水性塗料は、完全に硬化するまでは水に触れると流れてしまいますが、完全に塗料が硬化すると水に溶けなくなる性質があります。
その理由は、水性塗料の主成分である水分が乾燥工程で揮発して無くなってしまうからです。
水性塗料が完全に乾燥して硬化すると、塗膜の中に残るのは樹脂と顔料のみであり、水分は全く無くなります。
乾燥して水分が揮発した時点で、水溶性ではなくなるという事です。
その為、完全に硬化してしまえば、いくら横殴りの雨が降っても塗膜が溶けだすという事はありません。
水性塗料は現代の流れに適した素晴らしい塗料といえます。
水性塗料にも油性塗料にもメリットがありますので、一長一短です。
塗膜の耐久性は油性塗料の方が性能が高いですが、様々な角度からトータルで考えると、多くのユーザーに支持される塗料は水性塗料といえます。
水性塗料が求められている世の中になってきている事で、各メーカーは水性塗料の開発にとても力を入れています。
そのため強くて外壁に使える水性塗料も多くなりました。
最終的にはお客様の好みでの選択になりますが、匂いもしない、性能は油性塗料に負けない、環境にも良い、価格も安い、となると選ばない理由は見当たらないかもしれませんね。
もしかして「水性塗料の施工なら自分でもできる!」と思っていませんか?
結論からになりますが、おすすめ出来ません。
足場を準備しての慣れない高所作業。
平成17年度の安全情報センターの統計では、塗装工事中の事故の中で、71.2%(553人)が墜落・転落事故で死傷しています。
プロでも死傷する作業を素人が行った場合、結果は見えていますよね。
ここは地元の業者に一度見積もりをとってみましょう。
現在、プロに依頼しても30〜60万の価格帯でやってくれる優良業者もたくさんあります。
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