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ケレンがけが外壁塗装で1番重要な5つのワケとは?

ケレン作業 外壁塗装のリフォームをお願いする際「ケレン」という項目を見積書で見かける事があると思います。

ケレンは、外壁塗装のリフォームに必須の工程で、紙ヤスリや電動ヤスリなどで、旧塗膜を綺麗に落としたり、鉄部などのサビを綺麗に磨く作業の事を指します。

 

外壁塗装はこの「ケレンがけ」で大きく品質が左右する大事な工程です。 

この記事ではケレンがけの流れや単価など詳しくご紹介していきます。

 

外壁塗装のケレンがけとは

ケレン塗装

外壁塗装工事における「ケレン」というのは、外壁塗装の工事のリフォームを行う際に既存外壁の新しい塗膜が強固に密着させる為に行わないといけない作業の中の1つです。

 

ケレンをきちんと行う事で、新しい塗膜としっかり密着させる事へと導きます。

外壁塗装のメンテナンスが必要なタイミングは、旧塗膜になんらかの不具合が発生しているゆえに塗装工事を行わなければいけない、という状態です。

外壁塗装における「ケレン」は、このような場合に必要となる工程です。

 

1・鉄部にサビが発生している場合

 鉄部の外壁でサビが発生している場合、そのままのサビ状態の上に新しい塗料を塗布してもすぐにサビが浸透してしまい塗装自体がダメになってしまいます。

サビを綺麗にケレンして落とす事で、サビに縁が無い鉄部の外壁とする事が出来ます。

 

2・酷い汚れが発生している場合

外壁に酷い汚れが付着した上に新しい塗料を塗布してしまうと、汚れと新しい塗膜とが密着しないのですぐに剥がれてしまいます。

汚れをケレンで綺麗に落とす事で、旧塗膜と新塗膜を密着させ強固な塗膜とする事が出来ます。

 

3・毛羽立ちや剥がれなど不具合が発生している場合

旧塗膜に毛羽立ちや剥がれが発生している場合、その上から新しい塗料を塗布すると新しい塗膜が毛羽立ちや剥がれを引っ張ってしまい、剥がれてしまいます。

毛羽立ちや剥がれを綺麗にケレンで落とす事で、旧塗膜と新塗膜を密着させ強固な塗膜となります。

 

4・旧塗膜を落とすため

旧塗膜を全て落とす事で、旧下地と新規塗膜との密着度を増す事が出来ますので、強固で理想的な新しい塗膜とする事が出来ます。

 

5・旧塗膜と新塗膜との密着性を高めるため

旧塗膜に著しい不具合が起きていなくても、新しい塗膜と旧塗膜とが強固に密着する為に、ケレンを行います。

 

ケレンを行う事で、新しい塗膜を綺麗に長持ちさせる事に繋げる事が出来ます。

外壁の塗り直しの際には、ケレンは欠かせない作業工程となります。

 

ケレンといえば鉄部にのみ必要と思われている方もいるようですが、ケレンは鉄部にしか必要な工程ではありません。

木や窯業系のサイディング等も、外壁表面に毛羽立ちや剥がれ等の不具合が起きている場合には、ケレンは必要となります。

ケレン作業を行う事で、凹凸の無い綺麗な塗膜を作る事へと繋げます。

 

適度なケレンを行わなければ、素晴らしい塗料を採用して使っても新しい塗膜は3年位しか持たない事があります。

丁寧にケレンをして新しい塗膜を作る事で、塗料メーカーが発している塗膜の寿命を発揮する事が出来ます。

 

ケレン作業をしなければ、良い塗膜を作る事は出来ません。

 

外壁のケレン作業の種類別作業手順と単価

塗り替え

ケレンには、作業内容のレベルにより4つの種類に分かれています。

どのようなケレンの作業内容や種類があるのか、ご紹介致します。

 

ケレン1種

鉄部の旧外壁の腐食がとても激しい場合に、採用されるケレン方法です。

サビやミルスケール等の全ての異物を完全に取り除き、鉄肌が見えた状態にします。

活膜を一切残さず、表面は鉄のみとなります。

作業手順は、以下の通りとなります。

 

・ブラストやサンダー、スクレパー、ワイヤーブラシにて発錆部分をメインに取り除きます。

・酸洗等の化学処理にて洗浄し、旧塗膜を綺麗に取り除きます。

 

ケレン1種は外壁塗膜に発生している不具合を1番綺麗に取り除く事が出来るケレンですが、設備や環境保全の関係上行う事が減ってしまったケレン方法です。

その為、一般建築物には採用されなくなってしまったケレン方法です。

ケレン1種を行わないといけない程のサビや外壁の状態が酷い場合は、外壁そのものの部材を交換する事が現在は、一般的となっております。

 

単価ですが、現在は一般的にケレン1種のような外壁状態の場合は外壁の素材自体を取り換える事が主ですので、その外壁の素材の取り換えの工事の価格がかかります。

参考までに、外壁の素材自体の取り換え工事は、このような単価となります。

 

金属サイディングの取り換え ㎡当たり4,000円前後
窯業系サイディングの張り替え ㎡当たり5,000円前後
モルタル壁の塗り替え ㎡当たり3,500程度
木製外壁の張り替えの場合 ㎡当たり3,500~5,000円程度

 

ケレン2種

旧塗膜が劣化してしまい、腐食状態が進んでいる場合に適用されるケレン方法です。

ケレン1種と明らかに違う部分といえば、薬剤を使わずに電動工具や手動工具で外壁の素地が出るまでひたすら削り続けて綺麗にするという部分です。

旧塗膜の下塗り塗膜の状態が良好な部分がある場合は、わざわざ削り取らなくても部分的に残す事も可能です。

 

鉄部の場合、発錆面積が30%以上の場合を指し、点錆が進行していて板状やこぶ状のサビとなっている場合となります。

サビの程度が酷い場合の鉄部に適用されるケレン方法であり、このような作業手順で行います。

 

・サンダーやパワーブラシ、ワイヤーホイール、ニューマチックハンマー等を用いて、旧塗膜にあるサビ等の異物を取り除きます。

・電動工具は使えない部分は、スクレパーやワイヤーブラシ、スクレパー等を用いて作業を行います。

 

旧塗膜の表面のみを取り除く形となってしまいますので、内部まで入り込んでしまったサビの撤去は出来ません。

表面を研磨し、光沢を出して新塗料の付着を良くするという考えです。

ケレン2種の単価は、㎡当たり1,500~2,200円程かかります。

 

ケレン3種

部分的にサビや剥がれ等がみられ、劣化していない塗膜も多く見受けられる外壁劣化の状態の場合に行うケレン方法です。

軽度の外壁塗膜の劣化の際に採用されるケレンであり、外壁塗装のメンテナンスで1番採用される方法です。

 

塗膜が劣化している部分のみケレンをし、劣化していない塗膜は手を付けず残します。

鉄部の場合、発錆面積は30%未満~5%程度までのサビ状態であり、点錆びが発生している状態となります。

作業方法は、このような手順となります。

 

・ワイヤーブラシやスクレパーを用いて、サビや旧塗膜を取り除きます。

・ある程度綺麗になったら、研磨紙刷りにて表面を綺麗に仕上げます。

 

手動工具しか使わないケレン方法ですので、ケレン後に外壁表面に光沢を出す事は出来ません。

ケレン3種の単価は、㎡当たり500~1,200円程かかります。

 

ケレン4種

外壁表面上にサビや旧塗膜の不具合は微量しか起きておらず、表面をサッと綺麗にする程度のレベルの外壁旧塗膜に採用するケレン方法です。

塗膜以上面積は5%と以下であり、鉄部の場合発錆発生していない状態となります。

また、ふくれや割れ、はがれの状態が多少見受けられる程度の塗膜状態を指します。

ケレンの作業方法は、このような流れとなります。

 

・ワイヤーブラシや研磨紙にて、粉化物や凹凸がある部分を磨きます。

・その後、ほうき等で表面を綺麗にする。

・必要によっては、水または温湯などで拭き取り全面を清掃します。

 

ほとんどサビ等の不具合が発生してない良好な外壁塗膜の場合、ケレン4種を採用します。

ケレン4種の単価は、㎡当たり200~400円程かかります。

 

外壁表面の状態が悪くなる前に塗り替えする事が大事

塗り替え作業

 

あまりにも外壁の状態が悪くなってしまうと、1種ケレンに記載したように外壁の素材自体を取り換えなくてはいけなくなってしまう事があります。

外壁を長持ちして使い続ける為には、3種ケレン程度の状態のタイミングで塗り替えを行う事が大事となります。

 

外壁塗膜の劣化は外壁の素材自体を守る事が出来なくなってしまいますので、外壁の劣化につなげて建物に致命的な影響を与えてしまいます。

 

また、ケレンの種類により費用に大きな差がある事にも注目しましょう。

2種ケレンは、㎡当たり1,500~2,200円程かかります。

しかし、4種ケレンの場合は、㎡当たり200~400円程で済みます。

 

150㎡の外壁の場合、2種ケレンと4種ケレンの費用を比較するとこのような費用の差がわかります。

 

2種ケレンの場合 150㎡×1,500~2,200円=225,000~330,000円
4種ケレンの場合 150㎡×200~400円=30,000~60,000円

 

既存の外壁塗膜の状態により、2種ケレンと4種ケレンとでは195,000~300,000円もの費用の差が発生してしまいます。

外壁の不具合状態が軽微な状態で外壁塗装のメンテナスをする事で、このような大きな費用を掛けずに済むという事となります。

外壁の不具合が軽微なうちに外壁のメンテナンスを行う事は、とても利口な事という事となります。

 

サビや外壁の不具合が酷くなればなるほど取り除く事が難しくなってしまいますので、外壁自体の耐久性が劣ってしまう事もあります。

ケレンという作業はとても重要な工程であり、外壁塗装のリフォームには必要不可欠なポイントとなります。 

 

見積書のケレンの項目をチェックしよう

チェック

外壁塗装のリフォームを行う際は、ケレンの項目が必ずあるかを確認しましょう。

外壁素材が鉄部の場合は「ケレン」と記載されますが、窯業系サイディングや木製外壁の場合は「研磨紙刷り」等と記載される事があります。

また、まとめて「素地ごしらえ」と記載されている事もあります。

いくら優秀な塗料を使っても、素じごしらえのケレンを綺麗に行わない事では強固な塗膜を作る事が絶対に出来ません。

 

ケレンをきちんと行ってくれる業者に外壁塗装工事をお願いしたいけれど、どの業者に依頼していいのかわからない方も多くいらっしゃると思います。

どの業者に依頼していいのかわからない場合は、当サイトの外壁塗装の達人にご相談をしてみませんか。

 

外壁塗装の達人では、全国の外壁塗装のリフォームに慣れている優秀な業者からお客さまの環境にあった業者をピックアップしてご紹介してくれます。

強固な外壁塗膜を作ってくれますので、安心して外壁塗装のメンテナンスをお任せする事が出来ます。

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