ご自宅の屋根をコロニアル屋根にするための塗装手順や料金 - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
コロニアル屋根の塗装は、他の屋根素材とは少し違うポイントがあります。
その為、塗装工程の手順を間違ってしまうと、せっかくの屋根塗装が台無しになってしまう事があります。
屋根塗装工事の手順を間違えず、最適なコロニアル屋根塗装へと導きましょう。
コロニアル屋根塗装の手順や料金を詳しくご紹介致します。
コロニアル屋根は、粘土板岩を薄い板状にした屋根材のことで、現在では日本の新築住宅で最も普及している屋根材のひとつです。
「スレート屋根」「カラーベスト」「新生瓦」といった呼び方もあります。
以下では、そんなコロニアル屋根の特徴を解説します。
コロニアル屋根は、セメントとパルプ繊維を混ぜて作る固い素材でできているので、日本瓦よりも薄い形状にすることが可能です。一つひとつの屋根材が平らで直線的な形になるので、シンプルでスタイリッシュな外観になるという特徴があります。
塗装の自由度も高いので、さまざまな色のコロニアル屋根が販売されています。いろいろなテイストの住宅に採用されている汎用性の高さも特徴です。
コロニアル屋根の基本的な構造は、下地となる野地板の上に防水シートをはり、その上に直接屋根材を設置するという形です。
伝統的な瓦屋根の場合は、防水シートの上に瓦を引っかけて留めるための桟木と呼ばれる角材を打ち付けてから屋根瓦を設置します。桟木が不要なコロニアル屋根の構造は、工期の短縮や施工の簡単さにつながります。
3つ目の特徴は、定期的なメンテナンスが必要という点です。
コロニアル屋根は表面を塗装するため、長い年月の間に紫外線や風雨の影響で塗装の劣化が発生します。
その結果、チョーキングと呼ばれる色あせがおこったり、塗装がはがれたりして、見た目が悪くなってしまいます。塗料がはげた部分に水分が溜まってコケやカビが生えてしまうことも。
さらに、見た目の問題だけでなく、塗装が劣化した状態を放置してしまうと、屋根の内部に水分が浸入し、屋根裏の木材の腐食や雨漏りの原因となります。そうなってからでは大掛かりな修繕工事が必要になってしまうでしょう。
これらの問題を避けるため、10~15年くらいを目安に洗浄・塗り替えなどのメンテナンスをおこなうことが推奨されています。
また、メンテナンスをしても、コロニアル屋根自体の耐用年数は30年~35年といわれていますので、いずれは屋根の葺き替えなどの対応が必要です。
コロニアル屋根は広く普及している屋根材であり、これから住宅の新築やリフォームを検討している人にとっては最も無難な選択肢の一つです。そうとはいえ、屋根材を選ぶ際には、メリットだけでなくデメリットも理解しておきましょう。
以下では、コロニアル屋根のメリットを具体的にご紹介します。
コロニアル屋根は他の屋根材よりも施工価格が安いというメリットがあります。一般的な屋根材の施工価格の相場は以下の通りです。
家は建てて終わりではなく、メンテナンス費用なども考慮する必要はあります。ですが、一般的な屋根材の中では最も経済的であるという点が、コロニアル屋根の人気を支えているのは間違いないでしょう。
コロニアル屋根は施工方法が比較的単純です。また、薄くて軽いので既存のコロニアル屋根を撤去するのも簡単。そのため、屋根の設置や葺き替えにかかる期間が短いというメリットがあります。
コロニアル屋根があまり劣化していない時点であれば、コロニアル屋根の上にさらに防水シートをはって、その上に新しい金属屋根を設置する「カバー工法」という方法で葺き替えることも可能です。
コロニアル屋根の重さは1坪あたり約70kgで、日本瓦の半分以下です。屋根が軽いと地震の際に揺れにくくなり耐震性が高まるため、この点は地震の多い日本の住宅に向いているといえるでしょう。
コロニアル屋根よりも軽い屋根材にはガルバリウム鋼板などの金属屋根がありますが、ガルバリウム鋼板はコロニアル屋根よりも施工価格が高くなります。機能性と価格のバランスを考えて選択したいところです。
コロニアル屋根はセメントとパルプ繊維でできていて金属を含まないため、錆びにくいのも特徴です。定期的なメンテナンスは必要ですが、屋根自体の耐用年数は30年~35年と、比較的長めとなっています。
日本瓦であれば耐用年数は50年以上ですので、コロニアル屋根よりも長持ちるということになりますが、デザインや施工費用を考慮してコロニアル屋根を選ぶ方が多いようです。
コロニアル屋根は日本で広く普及していて施工方法も簡単なので、施工工事に対応できる業者が多い、というのも重要なメリットです。
急な雨漏りのときにメンテナンスを依頼できる業者を探しやすいですし、業者間で競争原理が働きやすいため施工価格も安くなる傾向にあります。
ただし、施工が簡単といっても、手抜き施工によって雨漏りなどのトラブルが発生することもあるため、評判や口コミなどを参考にして、信頼できる業者に依頼することが重要です。
コロニアル屋根は薄い屋根材ですので、騒音を通しやすいのではないかと思われがちです。しかし、一つひとつの部材の重なる部分が多いため、遮音性は意外と高くなっています。
施工条件によっても遮音性は変わりますが、メーカーの行った実験では、瓦屋根とほぼ同じくらいの遮音性をもっているという結果がでています。
コロニアル屋根は瓦屋根よりも平坦な屋根にすることが可能で、屋根材も軽いので、太陽光パネルを設置するのに適しています。太陽光パネルの重さによる影響を最小限にできますし、フラットなデザインに太陽光パネルがマッチするからです。
現在は太陽光発電設備を設置すると補助金を支給してくれる自治体も多いですし、電気代もあまりかからなくなるため、太陽光パネルを設置しやすいというメリットは魅力的です。
ただ、屋根の傾斜角度によってはコロニアル屋根でも設置できないことがありますので、住宅設計時に確認しましょう。
コロニアル屋根にはメリットも多いですが、デメリットもあることは知っておきたいところです。以下では、そんなデメリットをご紹介します。
コロニアル屋根のベースとなる素材はコンクリートで、厚さは4ミリ程度とかなり薄いため、アンテナ工事などで人間が上に乗ったときに割れてしまうことがあります。
また、積雪の重みや、台風で物が飛んできたときに割れることもありますので、塗料の劣化とあわせて定期的に点検してもらうようにしましょう。ひび割れを放置すると、カビや雨漏りの原因となります。
コロニアル屋根は薄いコンクリートでできていますので、素材自体の断熱性では瓦屋根よりも劣ります。そのため、夏には屋根が直射日光で温められ、家の中の温度まで高くなってしまうのがコロニアル屋根のデメリットです。
しかし、遮熱塗料を使用することでデメリットを軽減することはできますので、暑すぎると感じたら塗り替えを検討しましょう。
コロニアル屋根の塗装手順は、このような流れで行っていきます。
地上から屋根へ上がる為に、足場を設立します。
2コマで屋根まで達するように設立し、階段を設置し屋根への上がり降りを安全に出来る環境を作ります。
屋根への足場を節約しはしごを使う業者もいるようですが安全面が十分でないため、良い仕事が出来ませんのでオススメ出来ません。
屋根へ上がる為の足場は必要不可欠な仮設物です。
屋根が5寸以上の急勾配の場合、屋根足場が無ければ危なくて作業が出来ません。
その場合、屋根上に単管とクランプを用いて井桁に組み、屋根足場を設立します。
屋根勾配が5寸以下の場合は、必要ありません。
屋根の状態にもよりますが、おおよそ10万円程かかります。
屋根塗装に先立ち、既存屋根の不具合が起きていないかを点検します。
不具合がある場合は、きちんと修繕した後に屋根塗装工事に移ります。
軽微な補修は塗装屋さんでも可能ですが、重篤な劣化があった場合は屋根業者サイドでの補修工事となります。
屋根補修は見積もり前に確認した範囲より大きくなってしまう事もあるので、追加工事として費用が追加になってしまう事もあります。
屋根塗装に先立ち、既存屋根に付着している汚れなどの不純物を、高圧洗浄にて綺麗に取り除きます。
この高圧洗浄の工程でいかに綺麗に取り除くかにより、新規屋根塗装の精度に大きな差が発生します。
棟や谷は板金で出来ている為、既存板金のサビを綺麗にする為にケレンを掛けます。
サンダーや研磨紙等を用いて、綺麗になるまでケレンを行います。
コロニアル屋根は重ねて葺く屋根工法の為、コロニアル同士の重なり部分の処理がとても重要となります。
この重なり部分から雨水が浸透してしまう構造なのですが、1度入ってしまった雨水は重なり部分から排水する事で、建物に雨水の影響を与えずに済みます。
屋根塗装を行う際に塗料で幕を作ってしまう事で重なり部分もふさがれてしまい、隙間から入ってしまった雨水の出口が無くなってしまい雨漏りと化してしまいます。
コロニアルの重なりをキープさせる為に取り付けるのが、タスペーサーというアイテムです。
タスペーサーをコロニアル屋根の重なり部分に入れる事で隙間となり、屋根塗装をしてもふさぐ事が無くなるので侵入してしまった雨水を排水させる事が出来ます。
タスペーサーの設置を省き塗膜にカッターを入れて隙間を作る考え方もありますが、それではカッター入れの際に余計に塗膜に傷を付けてしまい、雨漏りと化してしまう事がありますので危険です。
屋根塗装工事に先立ち、塗料を塗布しない部分に養生を行います。
軒天や外壁等、屋根塗装を行う際に塗料が付着してしまう恐れがある部分に、マスカーやビニールシートを用いて養生を行います。
場合によっては、お隣のご自宅にも養生が必要な場合がありますので、許可を得て養生を行わないといけない場合があります。
下地が乾燥しているのを確認し、下塗り材を塗布します。
コロニアル部分にはシーラー材を塗布し、棟や谷の板金部分には防錆塗料を塗布します。
刷毛やローラーを用いて、均一に塗布します。
下塗りが所定の時間経過により乾いた事を確認した後、中塗りと上塗りを行います。
この2つの工程は塗装工程という工程であり、ここで選んだ塗料の色を塗布します。
中塗りと上塗りの2回工程ですが、既存屋根の状態が良くない場合は3回工程とします。
刷毛やローラーを用いて、均一に塗布します。
中塗りが終わった後、所定の塗装乾燥時間が経過し乾燥しているのを確認した後、上塗りを行います。
この時注意するポイントは、吹付けで塗装工程を行わない事です。
業者によっては、吹付けガンで吹付けて屋根塗装工事を行おうとする業者がいますが、屋根塗装工事に吹付け塗装は適しておりません。
ガンで塗布すると塗膜が均一にならないので、万度な厚みの屋根塗膜を作る事が出来ません。
コロニアルの場合、小口にしっかりとした塗膜が必要となりますので、吹付けでは万度な塗膜となりません。
コロニアル屋根の塗装の見積もりの際は、どのような施工方法で塗装工事を行っていくのかを問い合わせてみる事をオススメします。
塗装をした後の屋根は非常に滑りやすくなってしまうので、降雪地域の場合は雪止めを設置しなければ落雪による大きな被害を起こしてしまう事があります。
降雪地域の場合は、屋根塗装後に雪止めを取り付ける事をオススメします。
雪止めはホームセンターでも売っておりますのでご自分で設置しようとする方も多いようですが、業者にしっかり固定してもらわないと落雪の際に雪止めも一緒に落ちてしまう事もあり危険です。
雪止めは、必ず業者に取り付けてもらうようにしましょう。
外部足場と屋根足場(必要な場合)を、解体撤去します。
このように、多くの工程よりコロニアル屋根塗装工事は成り立っております。
コロニアル屋根の塗装工事の相場は、塗料の種類によりこのような費用相場となります。(屋根の㎡数を100㎡と仮定した、目安の費用計算となります。)
耐久年数 | 5~8年 |
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費用相場 | 70,000~100,000円程度 |
耐久年数 | 7~10年 |
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費用相場 | 150,000~170,000円程度 |
耐久年数 | 10~15年 |
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費用相場 | 180,000~200,000円程度 |
耐久年数 | 15~20年 |
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費用相場 | 350,000~450,000円円程度 |
耐久年数 | 15~20年 |
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費用相場 | 350,000~450,000円円程度 |
耐久年数 | 15~20年 |
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費用相場 | 350,000~450,000円円程度 |
これらの費用に、足場代や下塗り等の塗装以外の費用をプラスすると、普及品のシリコン塗料を採用した場合の㎡当たりの費用は、このような数字となります。
屋根足場、屋根補修、が必要な場合 | ㎡当たり5,000円程度 |
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屋根補修が必要な場合 | ㎡当たり4,000円程度 |
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屋根足場も屋根補修の不要な場合 | ㎡当たり3,800円程度 |
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コロニアル屋根塗装の相場の費用は、㎡当たり3,800~5,000円程の費用となります。
コロニアル屋根の塗装には、このように様々なポイントがある事がわかると思います。
ただ単にペンキを塗っているイメージがあるかもしれませんが、コロニアルにきちんと塗膜を作る為にはこのような工程が必要となります。
コロニアル屋根の塗装を行う際は、これらの工程がきちんと行われているかをチェックする事をオススメします。
コロニアル屋根の塗装工事をしっかりと行ってもらう為には、地元の腕の良い評判高い業者に工事を依頼するようにしましょう。
地元のどの業者にコロニアル屋根の塗装をお願いすべきかわからない場合は、当サイトの外壁塗装の達人にご相談をしてみませんか。
外壁塗装の達人では、全国のコロニアル屋根の塗装に富んだ優秀な業者の中から、お客様の地元の頼りになる業者をご紹介してくれます。
面倒で厄介なコロニアル屋根塗装も、頼れる優秀な地元の業者に依頼すれば安心です。
もちろん無料ですので、お気軽にご利用されてみてはどうでしょうか。
地元の頼りになる業者にコロニアル屋根の塗装工事をお願いして、永久的に使えるコロニアル屋根へと導きましょう。
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