塗膜形成後の欠陥の原因や対処法 - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
塗膜形成後、塗膜は長く機能を維持されることが必要です。
しかし、何らかの影響で塗膜形成後に欠陥が生じ、塗膜が正常な状態を保てなくなってしまうことがあります。
どのような要因により塗膜形成後に欠陥が生じてしまうのか、あらゆるパターンを詳しくご紹介致します。
通常、塗料は乾燥すると硬化して強固な塗膜になります。
しかし、乾燥の際に外的刺激があると、本来硬化するはずの塗料が硬化しない場合があります。
乾燥のタイミングで表面に触れてしまうことで粘着性が発生し、正常に硬化しないということが起こります。
人の手が触れたり異種材料が触れると、本来乾燥により硬化するはずの塗料が硬化できないということが起こってしまいます。
水分があると正常に硬化しなくなります。
被着体が木部の場合、木部のヤニにより正常に硬化できないことがあります。
塗膜がしっかりと硬化するまでは絶対に塗膜に触れないことが大切です。
塗料の硬化時間はラベルに記載してあります。
間違って触られないように「塗料塗りたて注意」など、注意喚起しておくと良いでしょう。
水分があると正常に硬化しなくなってしまいますので、降雨時や湿度が高い時には絶対に塗装工事を行わないようにしましょう。
被着体が木部の場合、ヤニがあると塗料が硬化しないため、ヤニに止めシーラーを塗布すると良いでしょう。
塗料硬化後、塗装したい色と異なる色が部分的にシミのように発生してしまう現象です。
塗膜が形成された後に被着体のからのヤニや不純物などの影響で、色シミができてしまいます。
木材の場合、節やヤニの影響で色シミが発生してしまう場合があります。
素地ごしらえの際に、節やヤニの処理を念入りに行っておくことが大切です。
被着体に不純物が付着していると不純物が塗膜に影響を与え、シミを発生させてしまうことがあります。
ウエスや専用の薬品を使って拭き取ると良いでしょう。
木部専用のシーラーを塗布すると塗膜のヤニの影響を防ぐことができます。
塗布した塗料が、部分的に被着体と密着せずに浮き上がってしまったり、はがれてしまう現象です。
ふくれやはがれの原因のほとんどが水分と言われており、塗装工程の中で水分が入り込んでしまうことで発生します。
被着体が金属の場合には、金属のサビによっても発生してしまいます。
ふくれのほとんどは、塗装工程の最中に水分が入り込んでしまうことで発生します。
降雨時や湿度の高い時は塗装工事を行わず、水分の影響がない晴れた日などに行うことです。
少しの雨や湿度が多い程度なら大丈夫と塗装を行う業者さんが居ますが、見た目に綺麗な塗装ができたとしても、塗料の中には余分に水分が含まれていることが多く、塗膜が被着体と密着せずに浮かび上がってきてしまうことがあります。
被着体が金属の場合には防錆処理を行いますが、防錆処理の仕方が甘いと短期間でサビが発生し、塗膜が錆の影響ではがれたり、ふくれが生じてしまうことがあります。
塗り替えの場合は既存のサビをしっかりと落とし、防錆処理は2回塗りが鉄則となります。
はがれやふくれが起きてしまうもう1つの原因は、内部応力によるものです。
被着体が木材やコンクリートなどの水分による伸縮が激しい素材の場合、塗料と被着体の乾燥による伸縮量が合わないことで、部分的に被着体と塗膜が密着せず、被着体と塗膜が分離してはがれたり、塗膜が盛り上がりふくれを作ってしまいます。
木材やコンクリートが被着体の場合は、ある程度乾燥してから塗装工事を行うことが大切です。
塗膜表面に、クラックの様な不規則なわれが生じてしまう現象です。
塗膜形成後のわれは、特定の部位に限らず至る所にできてしまう傾向があります。
塗膜が引っ張られ、塗膜の抗張力を超えることでわれが発生してしまいます。
弾性塗料の場合は抗張力に富んでいるため発生しにくいのですが、一般的な塗料の場合はある程度の引っ張りの力でわれが生じてしまいます。
塗布量が過剰な場合でも生じてしまい、これは職人さんの技量に左右されるといえます。
被着体と塗料の性質が合っていないと馴染まず、われが生じてしまいます。
塗装工事には各塗装工程がありますが、それぞれの塗装工程で十分に乾燥させずに工程を先に進めてしまうとわれが発生してしまいます。
被着体に伸縮が発生してしまうと、その動きにより塗膜が引っ張られてわれが発生してしまいます。
硬化したての塗膜は柔らかくデリケートですので、少しの力でも簡単にわれてしまいます。
特に木材やコンクリートなどは水を含むと伸縮が発生するため、含水率が低いものを使用することが大切です。
硬化剤が多い塗料は塗膜の伸びの許容量が大きくないため、引っ張りに弱い傾向があります。
ちょっとした力が加わるとわれを生じてしまいますので、木材やコンクリートなどの水分による伸縮量が多い被着体に使用することは望ましくありません。
鉄骨造はどうしても動きが大きく発生してしまいますので、使用する塗料によってはわれが生じやすいと言えます。
鉄骨造などの動きがあらかじめ想定できる建物には、弾性塗料の使用が望ましいです。
1度の塗布量を多くし過ぎて過度の膜厚となってしまうと、塗膜が乾く時に歪みが生じ、われが発生してしまいます。
職人さんによっては1回の塗布量が多い方が強固な塗膜ができると思っている方がいるようですが、塗料によっては厚塗りは欠陥を生じる原因となります。
前塗装工程がしっかり乾かないうちに次の塗料を乗せてしまうと、塗膜同士のバランスが崩れることでわれが発生してしまいます。
塗料は塗料ごとに規定の乾燥時間があり、その乾燥時間を守って塗装工事を行うことが鉄則となります。
職人さんの中には自分の感覚で塗装工程を進めてしまい、規定通りの乾燥時間を守らずに次の塗装工程を行う方がいらっしゃいますが、それだとわれが発生してしまいます。
塗膜形成後間もない欠陥であれば、施工をした業者が保証してくれます。
施工した業者の保証期間は、その業者によりマチマチです。
1年の業者もあれば、10年の業者もあります。
一般的に1年程度は保証期間がありますので、問題が発生した場合は、施工してもらった業者に連絡して補修してもらいましょう。
1年以上経過している場合であっても、業者によっては保証してくれる可能性があります。
欠陥が発生した場合は、すぐに施工してもらった業者に相談することをオススメします。
近年景気が後退している影響で、以前は元気だった業者が問い合わせてみると倒産しているなんていうことも少なくありません。
施工してもらった業者が倒産している場合、その業者から保証を受けて塗装の補修をしてもらうことは出来ません。
しかし、その業者が組合などに加入している場合、その業者が倒産していたとしても組合から保証を受けることが出来ます。
殆どの業者が加盟していますので、確認してみましょう。
様々な組合や団体がありますが、いくつかご紹介致します。
外壁塗装などのリフォームを行っている専門業者の39の団体から構成されている連合会であり、国土交通省管轄の団体です。
長期性能保証制度は、施工業者のミスにより欠陥が発生した場合に補償してくれる保証制度です。
日本で唯一の全国塗装工事業者団体であり、約2,350社の建設塗装業者で成り立っている団体です。
外壁塗装の業者がペインテナンスに入っていた場合、品質保証書が発行されます。
施工した業者が倒産した場合、最長5年のアフターケアを受けることが可能です。
使用した塗料により保証内容が細かく決められています。
各都道府県には工業協同組合があり、加盟していれば保証を受けることが出来ます。
使用した塗料により、保証内容はマチマチです。
これらの団体や組合の保証は受けられる場合が多いので、塗膜形成後の欠陥が生じた場合には是非確認してみましょう。
塗装工事の保証の中に塗料メーカーの保証がありますが、塗料メーカーの保証は塗料に対しての保証になります。
したがって、塗膜形成後の欠陥は職人さんの技術による影響が大きいので、メーカーの保証が適応されることは少ない傾向にあります。
殆どの場合、施工業者の施工に問題があると判断されるため、保証を受けることは難しいでしょう。
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中立的な立場でご回答させていただいております。
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