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外壁塗装の高圧洗浄5つの手順と3つの種類、費用と期間について徹底解説!

高圧洗浄

外壁塗装の際、必ず行うべき作業のひとつに高圧洗浄があげられます。

外壁には経年によって塗料が固まってできた膜や粉、発生したカビなどの汚れが付着しています。

これらを綺麗にせずに新しい塗料を塗ってしまうと、本壁と塗料がうまく接着せず、塗装が早く剥がれてしまいます。

 

「高圧洗浄しなければいけないのは知ってるけど、手順や費用など知っておきたい」

 

こういったご質問が多く寄せられていたので、この記事で詳しく解説いたします。

 

高圧洗浄5つの手順

高圧洗浄の手順

1.周囲をシートで覆う

水が周りにかからないよう、外壁をビニールシートなどで覆います。換気扇など住宅のなかに侵入する可能性がある部分を覆うこともあります。

 

2.汚れを落とす

高圧洗浄や洗剤を使用して洗浄します。

 

3.すすぎ洗浄をする

1回全体的に洗浄しただけでは、外壁に落とした汚れや洗剤が残ってしまっている可能性があります。そこで、さらに「すすぎ洗い」をすることで、その後の塗装が長持ちするかが大きく変わります。

 

4.充分に乾燥させる

洗浄した外壁をしっかりと乾燥をさせます。DIYの場合には、洗浄後すぐに塗装をおこなわないようにしましょう。塗料と外壁や屋根の間に水分が入り込んでしまい、せっかくの新しい塗料の劣化が早くなってしまいます。

 

5.凹凸面やカビや汚れがひどい場合はバイオ洗浄でしっかり落とす

高圧洗浄は水圧で汚れを落とすため、基本的に水以外は使用しません。

汚れがひどくなく、洗浄する面に出っ張りやへこみといった段差がなければ、高圧洗浄で十分汚れは落とせます。

しかし、水圧で汚れを流そうとしてもコケなどがこびりついていてとれない場合や、洗浄面がデコボコしている場合には、洗剤を使用し、より綺麗にする「バイオ洗浄」をおこないます。

通常の洗浄に比べて洗剤の料金がかかるので、業者に依頼した場合、通常はオプション扱いとなり、別途料金がかかることがほとんどです。

しかし、カビやコケなどが多く付着する湿気が多い場所に建っている住宅であれば、塗装の効果をしっかりと発揮させるためにはおこなっておくべき洗浄方法です。

 

高圧洗浄の用途別洗浄ノズル3種類

洗浄ノズルは使い分けよう

高圧洗浄機のノズルはいくつかの種類があり、用途によって使い分けます。

 

1.トルネードノズル

噴射される水が回転されるようになっているノズルです。圧力があがるので汚れが取れにくい場所に使用したり、水を節約する目的で使用します。

 

2.ロングガン

勢いが強いので、ある程度離れた距離から水を噴射する場合に使用します。主に屋根の洗浄に使用されます。

 

3.ショートガン

近距離から噴射する際に使用するタイプです。外壁はロングガンを使用すると強い圧力により損傷する可能性があるので、ショートガンを使用します。

 

高圧洗浄に必要な期間(時間)

外壁塗装前の洗浄に必要な期間は?

 

高圧洗浄には、洗浄と乾燥を合わせると2日から4日ほどの期間が必要です。外壁塗装の下準備にこれだけの日数がかかるのか、と思う方もいるでしょう。

ですが、外壁塗装における高圧洗浄とはそれだけ重要な工程なのです。

 

洗浄にかかる時間は状況によって変わる

高圧洗浄の作業時間については、洗浄場所の面積やと汚れ具合、人数や洗浄機の数によって変わります。

洗浄機1つで1人作業の場合、慣れている人でも屋根と外壁を合わせて8時間前後が一般的な目安です。

人数を増やして複数の洗浄機を利用したりサポート人員がいると、数時間で終わる場合もあります。しかし、全然汚れがなければその分早く終わりますし、反対に汚れがひどければ1日で終わらないケースもでてきます。

 

乾燥にかかる日数は1〜2日ほど

高圧洗浄で綺麗にしても、その外壁に水分が残っていると塗装の威力を発揮できません。そのためしっかりと乾燥する期間も必要で、1日〜2日ほど乾燥させます。乾燥させている期間に雨が降っていたら洗浄、乾燥させる意味がなくなってしまいますので、基本的に梅雨の時期は避けておこないましょう。

 

高圧洗浄の費用(水道代)は戸建て1日作業でおよそ1,000〜2,000円前後

高圧洗浄のあれこれ

 

洗浄するということは作業中、水道を常に出すことになります。

DIYで洗浄する際は当然ですが、業者に依頼をする場合も、その水道代は依頼主負担となるのが一般的です。

高圧洗浄にかかる水道代ですが、一般的な戸建てで1日作業をしていた場合でおおよそ1,000円から2,000円前後となります。

少し多かった場合でも数千円で通常は収まるので、高圧洗浄したことで水道料金が数万円にはねあがってしまうのでは…?という心配はいりません。

 

常時水を出しているのは作業率化のため

高圧洗浄機は水道の蛇口からダイレクトにつなぐのではなく、一度水をバケツやタンクに貯めた水を吸い上げます。そのため、バケツが満杯になるたびに水道を止めれば節水にはなるのですが、都度止める作業をおこなっていると作業効率的が悪くなってしまうのです。

 

節水を考えている業者も

バケツを経由しながらも出しっぱなしが一般的ではありますが、バケツにトイレのウキのようなものを利用しているケースもあります。バケツの水の量を感知して満杯になれば止まり、減ってくれば自動的に水道を出すので水道代が節約されます。

 

高圧洗浄の圧力は150 kg=15Mpaほど

外壁の塗装前の洗浄の場合、150 kgほどの圧力が必要です。150kgの圧力は15Mpaとも表記されます。ノズルから出る水の圧力と水量、あてる角度によっても変わります。

 

家庭用洗浄機で可能?

DIYで洗浄、塗装をするのであれば、洗浄機はしっかりしたものを用意しておく必要があります。家庭用のものでもモーターやポンプ式の大きめなものであれば150kgの圧力がだせるものが多いです。

 

周波数の違いに注意

高圧洗浄機には周波数の種類があります。住んでいる地域の電力会社によって60Hzと50Hzがあるので同じ周波数の圧力洗浄機を使用しなければいけません。業者に依頼する場合には依頼主は気にする必要はありませんが、DIYでおこなう場合は使用する洗浄機には注意が必要です。

目安としては北海道、東北、関東などの東日本が50Hz、西日本が60Hzとなっていますが、一部例外もあるので必ず電気会社に確認しましょう。

 

高圧洗浄前にご近所への挨拶をしておく

高圧洗浄機も進化しているので、大きな音がでないタイプもありますが、それでもある程度の機械音は発生してしまいます。洗浄だけでなく、塗装作業によっては足場の組み立てなどをおこなうこともあるので、近所に住んでいる方に挨拶をしておくようにしましょう。

 

高圧洗浄は外壁塗装の大切な下準備

外壁塗装の前には高圧洗浄は、塗装の効果を長持ちさせるために必ずおこなうべき作業です。塗装自体はDIYでやってみようと考える方も多いと思いますが、高圧洗浄をせずに塗装すると次の塗り替えが早まってしまい、結果として費用がかさんでしまいますので注意しましょう。

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