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約20%の節電効果も期待できる屋根断熱塗料の特徴とは?

屋根の断熱塗料

屋根塗装に使用する塗料にはさまざまな種類がありますが、近年は地球温暖化にともなう猛暑や酷暑の影響から、断熱塗料を使用する家庭が増えています。

 

家の構造に使う断熱材は広く知られていますが、断熱塗料に関しては存在すら知らなかったという方も少なくありません。

 

断熱塗料で屋根を塗装すると室内で快適に過ごせるようになるのはもちろんのこと、家計にうれしい節電にもつながることをご存じでしょうか?

 

まさに一石二鳥の効果を期待できるので、これから屋根リフォームを考えている方はぜひ屋根断熱塗料の使用を検討してみることをおすすめします。

 

ここでは、屋根断熱塗料の特徴や種類、施工時の注意点など、気になる情報をまとめてみました。

 

断熱塗料は、太陽光の熱伝導を抑えてくれる!

約20%の節電効果も期待できる屋根断熱塗料の特徴を解説_01

断熱塗料とは、太陽光の熱伝導を抑えたり、室内の熱を閉じ込めたりする性能をもった塗料のことです。

 

一般的な塗料は雨風や汚れなどから家を保護することを目的としていますが、断熱塗料の場合、さらに快適な居住空間づくりをサポートしてくれます。そのため、外壁リフォームと合わせて、屋根の断熱塗料を検討する人も増えています。

 

断熱性能があっても、見た目は一般的な塗料と変わらないので、色やデザインへの影響を気にせず選ぶことが可能です。

 

断熱塗料の耐用年数は15〜20年

塗料を選ぶ際、判断材料のひとつとなるのが耐用年数です。

 

屋根は一年中雨風にさらされているため、一定期間が経過すると性能が劣化し、本来の役割を果たせなくなってしまいます。

 

そのため、定期的に塗料を塗り替える必要があるのですが、耐用年数が短い塗料を使用すると短期間で再び塗装しなければならなくなり、手間と費用がかかってしまいます。

 

断熱塗料は省エネ性が高い分、耐用年数が短いと思われがちですが、実際にはおおよそ15~20年程度もつといわれています。

 

もちろんメーカーや商品によって仕様は異なりますが、屋根塗料の中では比較的長持ちしやすい素材といえるでしょう。

 

断熱塗料の価格相場は3,500〜4,000円

断熱塗料の価格はメーカーや種類によって異なりますが、1㎡あたりの施工価格は3,500円~4,000円程度のものが多いようです。

 

例えば30坪の住宅の屋根を塗装する場合、屋根の総面積はおよそ100㎡と想定されるため、塗料のみの料金なら約35~40万円となります。

 

ただ、屋根塗装は2回塗りするのが一般的ですので、実際の費用は70~80万円程度になると考えておいた方がよいでしょう。

 

2つの屋根断熱塗料!「遮熱塗料」と「断熱塗料」を徹底紹介

屋根断熱塗料の種類は、大きく分けて「遮熱塗料」と「断熱塗料」の2種類に分類されます。

 

どちらも太陽光の熱伝導を抑えるという点では共通していますが、そのメカニズムや効果に違いがあるので、選ぶ前に基礎知識をしっかり学んでおきましょう。

 

遮熱塗料は太陽光を反射させる!

約20%の節電効果も期待できる屋根断熱塗料の特徴を解説_02

遮熱塗料に含まれる遮熱顔料には、太陽光から放射される近赤外線領域を反射させる作用があります。

 

太陽光の熱は屋根材を伝って内部に入ってくるので、遮熱塗料で太陽光そのものを反射させれば塗膜の表面温度の上昇を抑えることができ、室内の温度を快適に保てます。

 

そのため、夏場は涼しい環境を作り出すことが可能ですが、一年通じて太陽光をブロックしてしまうため、冬場の寒さ対策にはあまり向きません。

 

なお、耐用年数は断熱塗料に比べて若干短い傾向にあります。

 

断熱塗料は太陽光の熱移動を防ぐ!

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断熱塗料は中空バルーンといった特殊セラミックスを主成分としており、伝導や対流、放射による熱移動を効果的に防いでくれます。

 

遮熱との一番の違いは、

 

  • ・太陽光による輻射熱を完全にブロックするわけではないこと
  • ・室内側からの熱移動も抑えられる

 

という点です。

 

つまり、夏場の強い日差しから生まれた大量の熱を抑えつつ、冬場は室内の熱を外に逃さないため、一年を通して快適な室温をキープできます。

 

また、耐用年数も遮熱塗料より若干長めのため、基本性能は断熱塗料の方が上といえるでしょう。

 

節電効果を期待するなら断熱塗料がおすすめ!

断熱塗料を使用する方は快適性もさることながら、夏場や冬場に増える電気代の節約にも期待しているでしょう。

 

では、遮熱塗料と断熱塗料を比べると、節電効果はどちらが高いのでしょうか?

 

まず、遮熱塗料ですが、日本特殊塗料から発売されている「パラサーモ」を外壁と屋根の両方に使用した場合、年間の冷房削減率は10~5%になると表記されています。

 

参考元:日本特殊塗料株式会社 パラサーモN

 

一方、断熱塗料のパイオニアといわれる日進産業の「ガイナ」の場合、実験用空調機で空調稼働を測定した結果、夏場は26.7%、冬場は21.6%の削減に成功したようです。

 

参照元:株式会社日進産業 熱断熱セラミックGAINA

 

削減率の高さもさることながら、断熱塗料の場合、冷房・暖房ともに節電できることから、節電効果を重視するなら断熱塗料が断然おすすめです。

 

断熱塗料を施工する際の3つの注意点

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断熱塗料は快適性と省エネ性を兼ね備えた優秀な塗料といえますが、実際に施工する際にはいくつかの注意点があります。

 

メリットにだけ注目していると、いざ塗装したときに後悔しかねませんので、デメリットや注意点もしっかり把握しておきましょう。

 

断熱塗料の注意点1.値段が高い

断熱塗料は高性能である分、他の塗料に比べて値段がやや高めです。

 

例えば、最も安いアクリル性の塗料なら1㎡あたりの単価は1,500円前後。人気の高いシリコン塗料は1㎡あたり2,300~3,000円程度が相場です。

 

断熱塗料の1㎡あたりの単価はおよそ3,500~4,000円ですので、アクリル塗料に比べると2倍以上の費用がかかってしまいます。

 

アクリル塗料の耐用年数は5~7年と少ないため、塗り替えの手間や費用を考えると断熱塗料の方がコストパフォーマンスは高いといえます。一方、シリコン塗料と比較すると耐用年数がほぼ変わらないため、コスト面ではやや劣るといえるでしょう。

 

もちろん断熱効果による省エネ性を考えればトータル費用は安く抑えられますが、リフォーム会社に支払う料金は割高になるので注意が必要です。

 

断熱塗料の注意点2.色によって断熱効果に差が出る

セラミックを使用した断熱塗料のベースカラーは白色で、そこに塗料を混ぜてさまざまな色を作っていきます。

 

ただ、基本色が白である以上、あまり濃度の高い色を作ることはできません。

 

また、塗料の色によって断熱効果に差があり、ベースである純白に比べると着色塗料はやや断熱効果が低下する傾向にあります。

 

白に近いものほど断熱効果が高くなるので、省エネ性を重視する場合、色の選択肢が限られてしまうことを念頭においておきましょう。

 

断熱塗料の注意点3.ツヤ有り・フラット仕上げは不可

一般的な塗料はツヤの有無を選べますが、断熱塗料を使用するとツヤ有り仕上げは選べません。

 

また、塗料に中空ビーズが使用されている場合、塗膜に凹凸が生じてしまうため、完全なフラット仕上げは難しくなります。

 

一般塗料に比べると仕上がりにやや制限があることを考慮したうえで、断熱塗料を使用するかどうか判断したほうが良いでしょう。

 

屋根断熱塗料の特徴を把握したうえで利用を検討しよう!

以上、屋根断熱塗料の特徴や節電効果を解説しました。約20%の節電効果を期待できるのは嬉しいポイントですが、初期費用としては高くなるため注意も必要です。ここで紹介したメリット・デメリットを把握したうえで、施工会社にも相談してみましょう。

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