鉄部用塗料「フェロドールF33」についてわかりやすく解説 - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
建屋鉄骨や鉄製の手すりといった鉄部は、年月が経つとさびが発生します。放っておくと腐食が進むため、防錆対策が必要となります。
長期間、鉄部の腐食を防止する塗料に「フェロドール F33」があります。フェロドール F33は、関西ペイント株式会社の製品で、腐食防止効果を持つフェノール樹脂を用いた鉄部のさび止め塗料です。
また、防錆材としての用途の他、上塗りとしても使われています。
ここでは、 鉄部用塗料・フェロドール F33について、4つの特徴を交えながら分かりやすく解説します。
フェロドールF33は塗膜の表面にMIO顔料特有の適度な粗さがあります。MIOとは、マイカシアス・アイアン・オキサイドの略称で、酸化鉄を主成分とし金属光沢を有する顔料のことで、塗膜表面に粗さが形成される特徴を持っています。
そのため、塗り重ねる塗料との層間付着性が優れており、塗料と素地がしっかり付着します。付着力が強いと、塗膜の割れや剥がれが起きにくくなり、耐久性が上がります。塗料を塗り重ねることでさらに付着力は上昇していきます。
フェロドールF33は長期の腐食効果を持つさび止め塗料でありながら、上塗りとしても使えます。上塗りとして用いると、塗料が雨風にさらされ続けることで塗膜表面にMIO顔料が露出してきます。
MIO顔料は金属光沢を有する顔料なため、金属的でユニークなメタリック感のある仕上がりになります。
仕上がりの色合いは、色見本よりも若干ずれることがあります。また、塗装方法や塗膜の厚みにより、仕上がり感は変わってくることも覚えておきましょう。
スプレー塗りよりも、はけ・ローラーを使って塗装し、仕上がり状態を事前に確認しておくことがポイントです。
フェロドールF33は厚塗り性に優れているため、塗装を重ねると耐久性が向上し、塗装回数の削減が可能になります。そのため、鉄塔や橋など簡単に塗り替えのできない箇所の塗装に多く使われています。
また、耐酸・耐アルカリ性も強く、耐熱温度は瞬間で150度、長時間で80度と、優れた耐熱性も持っています。海浜地区や工業地帯といった過酷な環境下でも使用できる非常に耐久性のある塗料です。
しかし、過度に厚塗りすると塗料にチヂミが発生することがあります。チヂミを防ぐためには、スプレー塗りよりもはけ・ローラーを使った塗装をおすすめします。
フェロドールF33の仕様書には、使用環境の温度5度・20度・30度においての使用期限の記載がありません。しかし、開缶して時間が経つと、塗料表面に皮張りすることがあります。
開缶したら一度で使い切ることをおすすめしますが、皮張りした塗料についても表面の皮を除去することで再び使用できます。
また、フェロドールF33の塗膜が過度に厚い場合、仕様書に記載されている乾燥時間よりも長く取りましょう。下記は、フェロドールF33の乾燥時間です。
乾燥が十分にできていない場合、塗料にチヂミが発生することがあります。特に乾燥しにくい冬季については、乾燥時間を上記の推奨時間よりもさらに長くすると良いでしょう。
フェロドール F33 での塗装を依頼するときの業者選びにはポイントがあります。それは、フェロドール F33を使った塗装実績のある業者を選ぶことです。実績のある業者は塗料の特性を理解しているため、安心して任せられます。
また、塗装を依頼する際は複数の業者に見積りを取りましょう。相見積りを取れば、工事費用の相場や適正価格を把握できます。
また、工事内容や費用内訳を見比べて、明確に分かりやすく記載されているか確認することをおすすめします。複数の業者の対応を吟味して、信頼できる業者を選択しましょう。
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