外装上塗り材「セラMシリコンⅢ」の価格について分かりやすく解説

セラMシリコンⅢ

関西ペイント株式会社が製造する「セラMシリコンⅢ」は、建物の景観を長期間保つ弱溶剤形アクリルシリコン樹脂塗料です。外部からの太陽光や雨風に耐える強い塗膜を持ち、耐候性に優れています。

また、外壁に付着した汚れを雨風で洗い流してくれ、カビや藻の発生を抑える効果もあります。素地を選ばず内部・外部どこにでも使える非常に使い勝手の良い塗料です。

ここでは、セラMシリコンⅢが持つ4つの特徴と価格について分かりやすく解説します。

セラMシリコンⅢの特徴1．太陽熱による塗膜の劣化を防ぎ外観維持が期待できる

セラMシリコンⅢは、「建築用耐用性上塗り塗料2級」に合格した高い耐久性が期待できる塗料です。

塗膜は劣化とともにツヤがなくなっていきますが、セラMシリコンⅢはおよそ20年もの耐用年数があります。長期にわたり、ツヤのある美しい外観を維持します。

また、セラMシリコンⅢ は丈夫な塗膜を形成・保持できるため、太陽熱や雨風から受けるダメージを軽減し、外壁を保護します。外壁塗り替えには高額な費用がかかるため、耐久性に優れた塗料を使用することでコストを抑えられます。

セラMシリコンⅢは、低汚染性に優れた塗料です。親水性塗料のため水に馴染みやすく、外壁に付着した汚れを雨水と一緒に洗い流す性質を持っています。

従来の撥水性塗料は、雨水が汚れの上を通るため洗い流されず、汚れは残ったままでした。

親水性を持つセラMシリコンⅢの採用により、付着した汚れと塗膜の間に雨水が入り込み、汚れを浮かび上がらせ洗い流すことができるようになりました。長期にわたり、汚れのない綺麗な外壁をキープできます。

セラMシリコンIIIは、様々な素地や旧塗膜に適用しているため、幅広く使用できます。元々塗装してあった箇所に塗り重ねることができ、内部・外部問わずどこでも塗装できる塗料です。

密着性に優れているため、どのような素地にもしっかり付着します。具体的には、コンクリートやモルタル、スレート、木部、鉄部、アルミニウムに適用します。

主な下塗り塗料は、マルチタイルコンクリートプライマーEPOやエポMシーラー、スーパーザウルスIIなどがあります。セラMシリコンIIIは、どのような素地や旧塗膜にも適用する非常に使い勝手の良い塗料なのです。

セラMシリコンⅢには、防カビ・防藻効果のある成分が配合されています。カビや藻に強く、繁殖を防ぐ効果があります。

カビや藻の発生は、外壁の劣化現象の一つです。特に湿気の多い地域で発生しやすく、外壁の防水効果が落ちてきているサインです。外観を著しく損ねるだけでなく、雨漏りの発生に繋がる危険性もあります。また、カビは人体の健康被害にも影響を及ぼします。

セラMシリコンⅢを塗装すると、美しく衛生的な外壁を長く保つことができます。

セラMシリコンⅢの価格は、容量16kgで税別45,790円（白）、50,000円（淡彩色）です。塗装費用の相場は、1平方メートルあたり3000円前後になります。

一般的な30坪の住宅の場合、100万円前後の塗装費用を見込んでおきましょう。これは外壁塗装のみの相場価格のため、屋根などその他の塗装を含めると、さらに費用は上がります。

いずれにしても、塗装業者に現地調査を依頼し、正確な見積りを提出してもらいましょう。この相場価格よりも明らかに高価格・低価格の場合は注意が必要です。

見積りの内容はしっかりと確認し、不明点があれば納得できるまで説明してもらうことをおすすめします。

セラMシリコンⅢでの塗装を依頼する際は、複数の業者に見積りを取りましょう。塗装費用は業者によって異なるため、相見積りを取ると費用の相場や適正価格の把握に役立ちます。さらに、現地調査や打ち合わせ時の対応力を見比べることもできます。

また、セラMシリコンⅢを使用した塗装実績のある業者を選びましょう。塗料の性質や特徴に詳しい業者には安心して任せることができます。

相見積もりと塗装実績が業者選びのポイントです。信頼できる業者選びで、塗り替えを成功させましょう。