モルタル塗装3分講座! - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
モルタル外壁は古くから日本にある外壁で、塗装方法、補修方法など、注意するポイントがいくつかあります。
サイディングボードの塗装や補修との違い、塗装時期の見極めポイントを、モルタル塗装に大変お詳しい、柴田塗装の代表柴田一樹様にお話頂きました。
中には築年数の経過している住宅ですと、高圧洗浄すると、ボロボロ剥がれる可能性のある壁もありますので、そこは見極めて窓周りだけ洗浄したり、高圧ではなく洗浄したりと、その外壁によって対処を変えます。
2・一回目の塗装は、下塗りに厚膜が出来る様に、微弾性の下塗り材を塗ります。
3・2回目、3回目の塗装は、お客様と決めた塗料を上塗りしていく流れです。
ヒビ割れがひどい場合は、壁をV字状にカットして割って補修します。
小さなヒビ割れでしたら、コーキング剤を入れてその上からモルタルを塗るんですが、ヒビが奥まで届いていると判断した場合は、そのヒビ部分をカットして補修しなければいけません。
この場合広い範囲にコーキング剤を打って、モルタルを被せます。
修復後の見た目は、やはり補修したという跡がわかってしまうのですが、モルタルのヒビというのは、中まで届いている可能性が高いので、家の耐久性を考えると補修した方が良いと思います。
上塗りに塗料を塗ればこの跡も分からなくなりますので、補修は必ず行うようにして下さい。
モルタル外壁を高圧洗浄しない場合は、下塗りをひと工程増やします。
シーラーという薄い塗膜を付ける下塗り材を傷んだ外壁に染み込ませたりしなければいけません。
モルタル壁の特徴として、コンクリートなどよりも強度が無いので、ヒビ割れしやすい外壁です。
基本的に塗装道具も塗装方法も同じなのですが、モルタル外壁はサイディングボードに比べると、下地の補修がつきものです。
サイディングボードの補修と言えば、シールを打ち直す位で、ヒビが全体的に入るという住宅はあまり無いですね。
サイディングボードの反りは多少あるかもしれませんが、ヒビといえば、サイディングボードを止めているビス周辺に起こる程度で、別の部分から急に割れが起こる事はあまりありません。
従いまして、モルタル塗装では、下地補修という工程が付きものです。
モルタル壁は吹き付けで塗装する場合もありますし、鎖骨ローラーでトゲトゲに仕上げる事もありますし、一般的には砂骨ローラーで厚みを出してから、ローラーと刷毛で塗装していきます。
塗装に関してはモルタル外壁とサイディングボードで違いはあまりありませんが、やはりモルタル壁はヒビに弱いので、良い塗料を使用しても、ヒビが出てくる可能性はあります。
サイディングに関しても、シールの上に塗装してある部分は塗膜が割れやすくなります。
モルタル壁とサイディングボード塗装自体の価格差はあまりないのですが、付帯部分の塗装によって差が出てきます。
モルタル外壁の住宅は、築年数が古い家が多いため、鉄部(雨戸、ひさし、ベランダなど)が多い住宅が多い為、それらの塗装が多ければ費用も高額になります。
サイディングの住宅でしたら破風板、軒天がたくさんあれば、それだけ塗装部分も増えますので、費用も高額になります。
やはり、その住宅の大きさや付帯部分の大きさによって大きく費用も変わってくるので、一概にどちらが高額かとは言えません。
モルタル外壁は、サイディングボードと同様、塗膜が劣化してくるとチョーキング現象という、白い粉が吹いてきますので、わかりやすいです。
この他に、モルタル壁独自の塗り替え時期の見極めポイントは、ヒビが入っている箇所がある場合は、間違いなく塗り替え時期です。
外壁は基本的に、外壁の内側に防水シートが貼ってあるのですが、モルタル外壁の住宅は古いお家が多いため、この防水シートが入っていない住宅があるんです。
そうなると、水は建物内部に直接触れてしまうことになり、著しく劣化が進んでしまうため、診断の意味でも一度見てもらう事をオススメします。
もし、外壁にヒビが入って、中を見たら防水シートが入っていなかったとなると、どうしようもありませんので、そのヒビが入った部分を何とか補修していくしかありません。それか、全ての外壁を張り替えしなければいけませんが、費用が補修や塗装とは比べ物にならないくらい高額になります。
カビっぽく見えても、実際には苔だったりしますし、カビがはえると言ったら、相当その周辺が湿気ているという事になります。
風通りも無く、濡れっぱなしの部分でしたら、カビも生えます。
こういった環境では、どんな外壁でもどんな塗料でも防ぎようがありません。
防カビは普通の塗料にも入っていますが、この様な環境が何年も続くと、やっぱりカビは出てきます。
逆に、風通しの良い、乾燥した外壁面でしたら、どんなに安い塗料を使用しても20年もつ時もあります。
立地条件が全てと言っても過言ではありません。
日当たりの良い面は、紫外線で劣化していますし、裏側になるとずっと綺麗だったり。
何かしらその面その面で外壁の劣化具合と対策は変わってきます。
従いまして、外壁に及ぼす環境をご自身で把握して、正しい対応をしていく必要があります。
現実にはほぼありません。
しかし、住宅と住宅が離れている、田舎の家なんかは理想に近いかもしれません。
風も通りますし、全体的に日も当たります。住宅と住宅が並んでいると、どこかしらの風通りが悪くなったりしてきます。
やはり、周辺に水を貯めておかない環境づくりですね。
ベランダの排水口や、お内回りの溝に水がたまったりしないようにして下さい。
最後になりましたが、私のこの記事をご覧の方が、モルタル外壁に関わらず、外壁塗装に対する奥深い知識をお持ちの、熱心な業者さんに出会う事を心より願っております。
柴田塗装 代表 柴田一樹
モルタル外壁は古くからある外壁のため防水シートが入っていない事もあるなんて驚きですね。もしご自宅の外壁がモルタル外壁で、その外壁にヒビが入っている場合は、住宅自体にダメージが及んで家の寿命が短くなっている可能性も考えられます。ほとんどの外壁施工店では「診断」や「見積もり」は無料で行っていますので、地域の信頼のおける施工店に一度相談してみる事をおすすめします!「外壁塗装の達人」では、無料で複数の優良塗装店からご提案を受けることが出来ます。ご自宅近くの複数の「外壁塗装の達人」を比較してみましょう!
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