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ポリマー塗装のメリットとデメリット

光塗装外壁塗装

「ポリマー」ってなぜ言うの?

外壁塗装の種類で「ポリマー塗装」という言葉をお聞きになったことがある方もいらっしゃるかと思います。

 

そもそも「ポリマー」とはどういった意味で使用されているものでしょうか。

 

ポリマーという用語は、複数ある「モノマー」が重合されることによって生成された化合物のことを指しています。

 

ここで、「モノマー」や「重合」というちょっと聞きなれない単語が出てきました。

 

「モノマー」とは、単量体のことをいいます。

 

そして、「重合する」という状態とは、モノマー同士が結びついた形になり、鎖状や網状を形成することをいいます。

 

外壁塗装のどの段階で使用される?

外壁塗装は、使われる溶剤や支払う価格などによって、「どんな種類の溶剤をどのように塗っていくのか?」がかなり違ってきます。

 

ポリマー塗装の場合には、その特徴から下地として使用される場合が多い塗布溶剤です。

 

ですから、ポリマー塗装単独で仕上げ、ということにはなりにくいものとお考えください。

 

さて、ポリマー塗装というのは、下地剤として使われることからも耐久性を高めるという役割として使用されます。

 

下地処理がしっかりされていれば、建物のもちも違ってくるからです。

 

ポリマー塗装で下地処理すれば万全?

ポリマー塗装を施したあとには、住宅や建物も美観を重視するような仕上げの溶剤を塗っていくことになります。

 

外壁塗装には、ポリマー塗装で下地処理をしないやり方ももちろんあります。

 

しかし、ポリマー塗装をして下地をしっかり塗装し、その上に表面塗装、つまり美観を整えるという作業の二部に分けて施工してもらうということで、よりもちも違ってくるといえるでしょう。

 

ただ、地震などの場合を考えて見ると、当然地震のときには、家や建物自体が揺れます。

 

その際には、ポリマー塗装をした家や建物でもヒビワレが起こる可能性は充分にあります。

 

ポリマー塗装で気をつけたいこと

ポリマー塗装を施すと、強度としては高くなるわけですが、地震などによるヒビワレの発生の確率も高くなるという特徴があります。

 

木造建築の場合には特にゆれが起こりやすくなります。

 

というのは、木造建築はゆれが起こることで、地震の衝撃を逃がしているからです。

 

日本が地震国であるにもかかわらず、木造家屋や寺社仏閣が長年耐久性を保っているのは、この「揺れ」という「遊び部分」があるからだという実験結果もあります。

 

地震が発生すると、木造建築はその衝撃で特に揺れが発生しやすいですが、ゆっくりゆっくり、揺れながらまた元の状態へと戻っていくのです。

 

ということは、木造建築の場合、ポリマー加工を施してしまうと、地震の際の揺れによってヒビワレができやすいといえます。

 

業者の説明に「疑問は遠慮せず」

塗装業者のなかには、ポリマー塗装を過大評価しているところもなきにしもあらずです。

 

ポリマー塗装なら○十年もちます、というような表現をするところよりは、どんなメリットがあり、どんなデメリットがあるから、いつくらいにメンテナンスを考えたほうがいい、というような具体的な説明などをしてくれる業者を選びましょう。

 

また、業者によってはポリマー塗装の保証期間を設けている場合がありますが、その「○十年」という数字を過信することは控えたほうがいいです。

 

というのも、地震の揺れ、そして地方によっては台風やブリザードなどによっても建物が揺れ、下地のポリマー塗装にヒビワレが発生している可能性もあることを覚えておいたほうがよいでしょう。

 

ただ、免震機能がついている家屋や建物なら比較的被害としては小さくて済みますので、揺れに強い家屋や建物であれば、ポリマー塗装の最大のメリットである「強度」が保たれることでしょう。

 

外壁塗装・見た目綺麗でも「定期的に」

外壁塗装の塗り替えの平均的なサイクルは十年に一度とはいえ、金額的にかなり圧迫される金額となります。

 

このため、ポリマー塗装の最大のメリットの「強度」は、特に免震機能があればそれが大変発揮されるものですから、期待したくなるのも当然です。

 

通常、外壁塗装の周期というのはあくまで「目安」にしましょうというものですから、それがポリマー塗装で寿命が長くなるのであれば助かるものです。

 

以下に、外壁塗装の塗り替え時期を知る方法を御紹介しましょう。

 

外壁を指でこすったときに、白い粉が手についてきたら塗りかえの時期がきていると思ったほうがよいでしょう。

 

また、苔がついてきた場合にも、塗り替えの検討をしてもよい時期が近づいていると思ってよいのです。

 

いずれにしても、外壁塗装することは、家のもちをよくすることです。

 

外見が綺麗なのに塗り替えたらもったいない・・・と、十年を超えてもなかなか塗り替えをしないでいると、壁や継ぎ目部分から水分がしみこんでいたりする可能性もあります。

 

そして、内部の木材や建材に腐り、カビの発生などを招いているかもしれません。

 

こうなってしまう前の手立てとして、見た目に綺麗でも定期的な塗り替えは検討したほうがよいかもしれません。

 

放置したことにより、外壁塗装代金よりもはるかに高い金額を家の修理に使わなければならなくなったとしたら、それこそもったいない話となってしまいかねません。

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