外壁塗料「クリスタコート」の特徴4つを徹底解説 - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!

クリスタコート

「ニッペクリスタコート」は日本ペイントが開発した外装用コーティング剤です。

日本ペイントは数多くの外装用塗料を開発しており、製品の品質の高さから塗装業界でも非常に大きなシェアを持っています。

クリスタコートは日本ペイントの中でも最高レベルの超低汚染性と称されており、多少お金をかけてでも汚れにくい外壁にしたい方には最適です。

この記事では、クリスタコートの4つの特徴、特に汚れにくさについて解説していきます。

クリスタコートの特徴1．親水性が高く汚れにくい

クリスタコートの最大の特徴はその超低汚染性、つまり汚れにくさです。

超低汚染性に関しては、日本ペイントの中でも最高レベルと称されています。

汚れにくさのポイントは、塗った表面に「超」が付くほどの親水性を付与するところです。

親水性とは、水とくっつきやすくなること。つまり、壁の親水性が高いと、雨水が壁と汚れの間に入り込み、汚れを自然に洗い流してしまいます。

クリスタコートの親水性は非常に高く、一度塗装すれば、雨水が自然に家をきれいに保ってくれます。このため、定期的に水洗いをしたり、ごしごしと表面をこすったりする必要がありません。

外壁が汚れやすい地域でも、クリスタコートの有用性は実証されています。

雨の通り道に汚れがたまると、建物に黒い筋の雨だれができてしまいますが、クリスタコートを上塗りすれば、そのような雨だれは発生しづらくなります。

また、日当たりの悪い壁面や暗所であっても、雨がかかるところであれば、しっかり超低汚染性を発揮します。

クリスタコートは独自の技術で開発された無機系塗料です。

無機塗料は鉱物などの無機物で構成されています。太陽光などで劣化しにくく、耐用年数が長い塗料です。一度塗装すると15年以上、25年持つケースもあります。

1回の外壁塗装にかかる価格は60万円～120万円/30坪ほどです。

外壁保護を安く済ませよう・・・と考えていると、何度も塗り直しが必要になり、結局高くつく可能性があります。

無機塗料は一般的に価格が高いと言われていますが、優れた耐用年数を持っているため、一度塗ってしまえば長期間建物を保護してくれます。

また、無機塗料は不燃性が高く、有機塗料より燃えづらい塗料です。

もちろん、無機塗料であっても有機物も含んでいるため、完全に燃えないというわけではありません。

無機塗料は耐用年数が長い塗料ですが、塗り方が素人だとすぐにはがれてしまいます。早い時には数か月ではがれしまう場合も。

その場合、価格は高い、何度も塗り替えなければならないと、踏んだり蹴ったりになってしまうので、塗装する時にはしっかりした技術を持った業者に依頼しましょう。

クリスタコートは弾性に優れており、表面が割れにくくなっています。

外壁は外気温の影響を受け、常に変化しています。上塗り塗料の弾性が低いと、外壁が湾曲した際に追従できず、ワレができてしまいます。ワレができると外観が損なわれ、親水性も低下してしまいます。

一般的に無機塗料は有機塗料より硬く、ひび割れしやすいと言われていますが、クリスタコートは独自の技術によりその心配が少なく作られています。

クリスタコートは塗膜表面に親水性基を持った無機分子が並んで定着するように作られています。基材が湾曲しても、それぞれの分子が独立して塗装面に結合しているため、お互いを引っ張り合うことなく、ワレができにくいのです。

クリスタコートは水性塗料で、希釈せずそのまま使える1液タイプです。水性塗料は臭いが少なく、近所に迷惑をかけません。また、非危険物なので保管が安全であるところもありがたいですね。

このように、クリスタコートはとても優れた上塗りコーティング剤です。

ただし、どの業者でもクリスタコートを塗って同じ効果が得られるかというと、そうではありません。

クリスタコートは無機塗料です。無機塗料は性能に優れている分価格が高く、塗りが難しいといわれています。塗り方によっては数か月ではがれてしまい、15年持つといわれている無機塗料の効果を無駄にしてしまいます。そのため、どこの会社に塗装を依頼するかは慎重にならなければいけません。

数社に相見積もりを取り、適切な会社にクリスタコートの塗装を依頼しましょう。