上塗り塗料「ダイナロックⅢ」6つの特徴を分かりやすく解説 - 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!! 外壁塗装の達人 | 都道府県別で塗装店の費用や特徴を比較出来る!!
ロックペイントは弱溶剤一液架橋型NADウレタン樹脂塗料「ダイナロックⅢ」という塗料を販売しています。
従来のウレタン樹脂塗料に比べ、高い耐候性と低汚染性を持っています。
一液型ならではの配合ミスの少なさや、樹脂の特性によるタレにくさなど、作業性も良好。作業効率が高いため、天候が不安定な時期でもすばやく作業を終わらせることができます。
この記事では、時季を問わずに使いやすい上塗り塗料であるダイナロックⅢの6つの特徴を、プロの視点からわかりやすく解説します。
ダイナロックⅢは一液型で、二液型と異なり希釈材の配合や攪拌の手間がありません。このため、すぐに塗り始められる作業効率の良さを持っています。
外壁塗装は天候に左右されがち。午前中は晴れていても、午後から降水確率が上がる・・・といった状況の変化に、塗装業者は敏感に対応しなければなりません。
配合や攪拌は思った以上に大変な作業です。また、硬化剤を配合した瞬間から塗料が固まり始めるため、使える時間に制限があります。そのため、作業を中止せざるを得ないシーンも多くなります。
悪天候が続くと、その分工期は長くなり、施工主の負担は増加していきます。
ダイナロックⅢは配合ミスの少ない一液型で、開缶してからすぐに塗り始められる作業性を兼ね備えています。後述する硬化性と相まって、気候の不安定な冬場や梅雨の季節でも比較的使いやすい塗料といえます。
従来のウレタン塗料は完全硬化が遅いという欠点を持っていました。また、低温などの条件が重なることで完全に硬化せず、再溶解してしまうというトラブルも発生していました。
ダイナロックⅢは硬化性が良く、従来品に比べて塗り重ね時間を短くすることができるというメリットを持っています。
気温が低い冬場から春先にかけて、また気候が不安定な時期でも安定した速度で硬化するため、工事に支障をきたしません。
上記で紹介したように、従来のウレタン塗料は完全効果が遅いことに加え、塗料条件や温度により、リフティング(ちぢみ)が発生する「塗り重ね禁止時間」が長いというデメリットがありました。
完全硬化を待たずに重ね塗りを行うと、先に塗った塗料が再び軟化し、壁面にチヂミやシワが発生します。ダイナロックⅢはこのチヂミやシワが発生してしまう「塗り重ね禁止時間」が従来品に比べて短く、リフティングが起こりにくい設計となっています。
ダイナロックⅢはNAD樹脂の特性を生かすことで、ローラーや刷毛での塗装作業性が向上しています。
塗料に独特の粘性があるためタレにくく、かつ塗装の際の肌伸びも良好です。作業効率がアップするだけでなく、均一できれいな塗りを実現することができます。
ロックペイントの公式カタログによれば、ダイナロックⅢは「弱溶剤一液架橋型NADウレタン樹脂塗料」という名称がつけられています。
ダイナロックⅢはウレタン樹脂の特殊架橋技術により、従来のウレタン樹脂一液型の塗料より高い性能を付与することに成功しました。
「架橋」とは、化合物同士が連結し、より強い性質を生み出す作用のこと。ダイナロックⅢは特殊架橋を利用して、気候の変化から外壁を保護する高い耐候性を発揮します。
また、光沢性の保持も従来のウレタン樹脂塗料と比べて長くなっています。
特殊架橋技術は、ダイナロックⅢに低汚染性も付与。表面が緻密で汚れにくいウレタン架橋塗膜を形成します。
同時に、高性能の防藻・防カビ剤を添加しているため、微生物汚染から建築物の美観を守ります。
ダイナロックⅢはコンクリート・鉄部・木部などの新設・塗り替え塗装工事に使用可能です。
ダイナロックⅢの適応素地は下記のようになっています。
金属部に塗装する場合は、下塗りに適性のあるサビ止めペイントやプライマーが必要です。ロックペイントから販売されているサビカットシリーズや、ロックエポキシハイプライマーなどを使用すると良いでしょう。
木部への塗装時には木の材質によりハガレやワレを生じることがあります。事前に試し塗りなどを行って確認しましょう。
FRPに塗装する際には、十分な脱脂とペーパーによる足付け(下地に無数の細かい傷をつけ、表面積を広くして密着力を強化すること)が必要です。
ダイナロックⅢはシックハウス症候群の原因となる「ホルムアルデヒドの放散等級」が法規制の対象外であるF☆☆☆☆であるため、室内での使用制限がありません。
また、鉛やクロムといった有害な重金属を排して配合されているため、環境に優しい塗料となっています。
合成樹脂塗料の独特な臭気がほとんどないため、塗装時の臭いによるストレスを軽減します。
いざ塗装をするとなった場合、重要なのは業者選びです。
ダイナロックⅢは大手塗料メーカーのロックペイントが販売しているため、その性能は信頼できるといえます。
しかし、業者の腕が低ければ、せっかくロックペイントの塗料を使っても、残念な仕上がりとなる可能性があります。
そのため、ダイナロックⅢで塗装を依頼する際には、相見積もりを取りましょう。同条件で価格や納期を比較できるため、優良業者に出会いやすくなります。
依頼する際には、ダイナロックⅢの塗装経験がある業者だとなお良いでしょう。
「塗装といえばこの塗料しかない」と独自の意見を主張してくる業者もいますが、事前に塗料の性質を知っておけば、塗装業者の意見を一方的に呑むのでなく、自分で検討することができます。様々な塗料について自分でよく調べておくと良いでしょう。
以上、ロックペイントのダイナロックⅢを紹介しました。
優れた作業性や硬化性、また一液型のメリットを考えると、梅雨や冬場など気候が不安定な時期を問わず、オールシーズンで使いやすい塗料だといえます。
塗装を予定している時期も考慮に入れて、ダイナロックⅢを使用するかどうか検討してみてください。
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