ホームライフ株式会社

外壁塗装業をスタートされたきっかけを教えて下さい。

友人の紹介で働かせてもらったのがきっかけです。

細かい地道な作業が好きなのでこの業界のプロになりたいと思いました。

職人で5年間勤務後、外壁リフォーム専門店開業を目指して大手リフォーム会社へ就職し、営業部門でキャリアを積み、27歳の時にホームライフ株式会社として独立起業致しました。

今ではたくさんのお客様にありがとうと言って頂ける職場で働けておりますが、昔を振り返ると職人の時は、孫請けの会社に勤めておりましたので、元請→下請→孫請けと実際にお客様と接する事も少なく、お客様から感謝される事が少なかったので、それに比べると今では好きな仕事に携われ、お感謝の声も直接頂けるという、最高のお仕事をさせて頂いております。

以前私がいた孫請けの会社だけかもしれませんが、元請け会社からは「工事はなんとか１週間で終わらせてくれ」などの指示で例え雨が降ってきても作業を進めざるをえない状況で、お客様の満足のいく塗装をさせて頂く事が出来ませんでした。

勿論お施主様からは疑われて監視されたり「本当に大丈夫ですか？」と質問されたりと、私自身本当に心が痛かったのを覚えております。

実際に塗っていて支給された塗料が足りなくなる時もありました。

そういう時も元請に相談をすると、「これ以上材料費がかかると予算が合わなくなる」とか「次の現場が詰まっているので工期が延びることは許されない」とのことで、よく塗装現場で聞く言葉、「伸ばせ！」の指示が出るのです。

まだまだ言いたい事はありますが、これくらいにしときましょう。（苦笑） いずれにしてもその頃の塗装業界は最悪でした。

このまま上にやらされる仕事をしていても、お客様に申し訳ない。

本来の自分がやりたい塗装工事じゃないとの理由で、独立を考えたのがきっかけでした。

今では塗装業界もだいぶましにはなってきていると聞いております。

ただ、本当の所は現場の職人さんに聞いてみないとわからないのが事実です。ですので、今の経営スタイルの自社施工営業はどうしても実現したい方針だったのです。

ホームライフさんの強みを教えて下さい。

私を含め職人が核となっている会社です。

もちろんお仕事を探して来て頂いている営業社員さんには感謝ですが、現場の事は全て私達職人にすべてお任せ下さい。

最初、営業さんがお施主様との打ち合わせで決めた色なども、現場で再度提案して参ります。

工程も営業さんが作った最初の工程表から現場の状況で変更になる場合もありますので、作業日記という形で毎日どういう作業をやったか、明日は何をするのか、現在まででお施主の方で気になる所はないか等、ノートに記載をしてもらい、話し合い、確認をしながら進めて参ります。

実は一見末端にいる職人さんが直接確認を取った方が、一番間違いがないのです。

私達はそんな「完全自社施工」をご提供していくのが営業の方針でございます。

お客様とのエピソードで印象に残った出来事を教えて下さい。

ホームライフ営業社員からのお話です。

インターネットからのお問い合わせのお客様で外壁、屋根塗装のお見積り依頼がありました。

まずお電話をして会社の所在地を申し上げたところ、「遠いから断る。もう４社も来ているし、セミナーでも近い業者の方がお勧めだと言っていたし、もう大体お願いする所は決めているし、お宅が一番遠いよ」と言われました。

それでも当社には自信がありましたので、「是非ご提案を一度見てください。距離は関係ありません。」とお話を聞いて頂いて、なんとかご商談にいかせてもらいました。

最初は4社のお話を聞いてお疲れになっているせいか、興味なさそうでしたが、次第にお客様の反応が良くなり、終いにはこんなお言葉が出ました。

「ほ～、これは確かに他社にはない内容だ。」と、それから次々に質問が来ます。

その質問に的確に答えていき、3時間余りの商談の上、ついに当社へご成約を頂きました。

そして施工後最後に「あの時強く言っていただいて本当に良かった。大満足です。」とおっしゃって頂きました。

当社は評価の一環としてお客様に良いも悪いもアンケートをお願いしております。

そのアンケートには「結局我が家から一番遠いホームライフさんに施工して頂きました。ホームライフさんにお願いして本当に良かったです。」と書いてあり、家の出来上がりの写真をわざわざご近所さんのお家の高い所からご自分で撮って頂き、是非ホームページに載せてくださいと写真も頂きました。

この体験は正直涙が出ました。

一生忘れないと営業社員は語っておりました。

外壁塗装会社を選ぶ時どんな点に注意すれば良いでしょうか？

見積書が細かく記載してあるのは、今では基本ですが、それだけでは不安です。

本当に見積り通り施工していくのか、とにかく目に見えない工事ですから、足場シートの中で何をやっているのかもわかりません。

私が逆の立場でしたら心配でたまりません。

そんな中でまず大切な事、それは保証です。

保証は施工業者が責任を取る事になるので、保証は施工の裏返しとなりますね。

ですので、どこの部分の何が保証になっているのかを見積書でしっかり確認をして下さい。

あとは契約して、「すぐに施工ができますよ。」という業者には細心の注意を払わなければなりません。

いい業者は常に先客がいるもので、１ヶ月待ち位は当たり前だと思います。

当社にも梅雨前に施工を終える塗装業者急募とかのFAXが来たりしますが、そんな忙しい時期に職人を渡す事はありえません。

よほど暇な塗装職人しか集まらないでしょう。

そんなどこの馬の骨かもわからない人に施工される可能性が出てくるのです。

自社の職人さんが社員で働いていれば問題はないのですが、ただ自社と聞いていたのに、実は外注さんを使っていたなんて言う話はよくあるみたいです。

自社の社員の施工なのか自社の専属の施工なのかよく確認することが大切です。

最後に塗装をご検討されている方へメッセージをお願いします。

ホームライフは総合リフォーム会社です。

ただその中でも塗装部門に一番の自信を持っております。

職人の腕もそうですが、一番はやる気ですかね。

弊社は職人社員のやる気がとにかくすごいです。「営業さん、もっと頑張れ～」（笑）団結力といいますか。切磋琢磨して会社を大きくしようという気持ちが伝わってきます。

みんな仲良しなので辞める人は１人もおりません。とにかく良い会社だと思いますので是非一度見てみてください。